麗花 何処に何をされても私は屈しない-5
「え!絵美里さん?」
出てきたのは村下絵美里だ。彼女が居たからこそ、ヒメは友人の輪に加わり、学園生活を何倍にも楽しむことが出来た。
「ダメだよーヒメちゃん。いつまでも私にイかされてるだけで満足してちゃ。」
「そ、それ、言っちゃうの?」。
「私の事は心配いらないから、素直に先生にしてもらいなよ。されたいと思うことを求めて、悦びを声とカラダで表現して。」
「な…何言ってるの。私、傷つけられたあなたの誇りの為に…。」
絵美里は天を仰いで少し考えてから話し始めた。
「確かにね、私は酷く傷ついたよ。だから、泣きながらヒメちゃんに話したよね。トイレで自分でしてる所を盗撮されて、ネットに流すぞと脅迫され…。大きく足を開いたパンティの股間をジロジロ見られた。それも力ずくで脱がされて、丸出しに曝されたそこを自分の指で開いて中を見せろと強要された。そのありえない状況に私は倒錯し…湧き起こるムラムラを抑えられなくなってしまった。あとはもう、情欲に浸り快感を貪り、最後には先生に乱暴に突きまくられながら、苦痛と悦楽の区別もつかないまま恍惚に包まれて果てた。」
「そうよね、絵美里さん。あなたはそんなに酷い事をされたのよ。なのに…。」
「気付いたんだよ。私のカラダにはまだ知らないオンナの悦びが眠っている、ってことに。だからヒメちゃんにもそれを知って欲しいの。」
ヒメは顎をガクガクさせるばかりで、次の言葉が出てこない。もちろん、四つん這いで尻を突き出したままで。
「さあヒメちゃん。あなたの大好きなコレもちゃんと持ってきたからね。」
手に握りしめた物を突き出して見せた。
「や、やめてよ、絵美里さん。そんなものを。」
「え?いつもコレを捻じ込むと悦ぶじゃない。もっと奥まで…とか言って。」
ヒメは顔を朱に染めている。
「もう、やめてってば…。」
「先生に貸してあげる?」
ヒメは絵美里が手にした物をチラ見し、明らかに動揺している。
「さあ姫野くん。勝負を再開するよ。」
「え?あ、はい、先生。負けませんから。」
「もう!さっさと負けちゃいなさいってば。素直に気持ちよくなろうよ、ヒメちゃん。」
「え、絵美里さん…私…。」
資料室のドアが再び開いた。
「…。」
「あれ?驚かないの?せっかく仕込んだのになあ。」
「誰にでも予想出来るじゃないですか、先生。ねえ、夕夏さん。」
「だね…。」
「予想といえば夕夏さん。絵美里さんだけじゃなく、あなたもなの?」
「ええ、そうよ。」
「で、でも、夕夏さんと私は…。」
「カラダの関係は無かったわよね。だけど、友達でしょ?」
「う…。」
ヒメが目に涙を浮かべた。何の涙か今一つ分からないが、女子ってこんなもんかもしれない。
「私、話したじゃない?先生に利用された絵美里ちゃんに嵌められて、卒業を人質に自分でパンティを脱がされた。そのデスクに手を突かされてスカートを捲られ、何も穿いていないお尻を丸出しにされた。そして後ろから舐め回され、弄りまわされているうちにその快感に私は我を忘れていき、気が付くと自分の指で…。見られながらするのはどうだ、と訊かれて気持ちいい、と答えるとともに私は果てた。でもそれで終わりではなかった。既に自分で一回果てた私を起こし、イキナリ後ろからズブリと突き刺された。私、初めてだったのに、そんなふうに乱暴に奪われたの。しかも、嫌がる私の両腕を捩じり上げ、動けなくしておいて何度も何度も突かれた。あまりの苦痛と恥辱に錯乱した私はもっと乱暴にして、とか口走りながらイかされた。」
「そうよね。だから、そんな目に遭っていながらなぜ私にも経験させようとするのか、理解できない。」
「すれば分るよぉ。ヒメちゃん、なんだかんだ言ったって、もうどうにもならない所まで疼いてるんでしょ?」
「いえ、わ、私は…。」
俺はナマ身を取り出し、ジュルジュルの入り口にあてがった。ヒメの口元が引き攣った。理由は分かっている。もう限界が近いのだ。そんな状態でコレを喰らったら…。