第13話 博物館で萌える少女-5
性感帯では無い部分に触れられるだけでも、身体を捩《よ》じらせて悶《もだ》えてしまう瑠璃子は、乳房や尻への愛撫には思考を漂白され、そしてヴァギナを弄られると、ほんの数秒で絶頂に至った。
絶頂の余韻から立ち直ると、いつの間にか人に囲まれている事に、瑠璃子は気付いた。一瞬、ぎょっとしたが、クラスメイト達だった。亜由香、苑子、由梨、里香といった、馴染みの顔が、うっとりと艶《つや》やかな視線で、瑠璃子の裸体と痴態に魅《み》せられている。瑞樹も、綺麗に折りたたまれた瑠璃子の体操服を手に持って、にこやかに瑠璃子を見つめている。
早苗は居ないようだ。遠くから、微かに早苗の声が聞こえる。瑠璃子と行動を共にして来た友人達を、離れた場所に引き付けておいてくれているようだ。皆が協力して、こんな場所での、こんな行為を成立せしめてくれているのだ。瑠璃子は嬉しくなった。
クラスメイト達がサポートしてくれ、クラスメイト達が見つめてくれているこの淫行を、しっかりと堪能しよう。瑠璃子はそう思った。羞恥の念は、変わらず、瑠璃子の中に吹き荒れているが、そんな事を言っている場合では無い。どんなに恥ずかしくても、それを堪えて、この淫行を愉しむ事に専念しよう。瑠璃子は、そんな決意をした。
瑠璃子は、クラスメイトに脚を持ち上げられ、犬がおしっこをするかのような格好で、大きく股を広げられ、涌井にヴァギナを掻き回され、絶頂した。潮も噴かされた。友人達に浴びせ掛けさせられた。何回も絶頂し、何回も潮を吹き、何回も友人に浴びせ掛けた。
飛び散る潮の飛沫を、友人達が避けようともせず、むしろ積極的に浴びようという姿勢を見せている事も、瑠璃子を嬉しくさせた。瑠璃子は、もっと沢山クラスメイトに潮をかけたいと、いつしか思うようになっていた。
「人が来たよ。」
遠くから声がした。奈南の声だ。クラスメイトの1人が、見張り役を務めてくれていたらしい。近づいて来た人に目撃される前に、瑠璃子は体操服を纏《まと》う事が出来た。クラスメイト達の巧みな連携で、数秒で、可愛い体操服姿の女子高生に、戻れたのだ。ノーパンノーブラではあるが。
瑠璃子は移動して、友人達に追い付いた。昔の街並みの、原寸大ジオラマが設置されている、展示室だった。趣《おもむき》のある木造の建物、池、鹿威《ししおど》し、小川など、歴史的な街並みや庭園風景が、見事なリアルさで再現されている。
池や小川には、実際に水が溜められていたり、流れていたりして、その水の音も、歴史的風情を高めている。
建物のジオラマは、中に入る事もでき、内装も、昔の家を再現し、暮らしぶりが想像できるようになっている。瑠璃子も、友人達も、かやぶき屋根の掘っ立て小屋など、いくつもある歴史的建物の中に入り、次から次へと見学して行った。
そして、建物の中で、周囲の視線から遮られる場所に来ると、涌井に全身を愛撫された。ジオラマの中をうろうろ歩き回りながら、皆には見えない所に来ると、突如全身を触られまくり、誰かが瑠璃子を見られる位置に来ると、パッと離れて行った。全ての人の動きを先読みしているかのような、絶妙なタイミングで、触り、離れ、触り、離れを繰り返した。
瑠璃子は、愛撫され、放置され、愛撫され、放置されを繰り返していることにもなり、快感と興奮を高め続け、ジオラマのあちこちで絶頂した。絶頂の只中で、友人に話し掛けられるという事態も、何度も発生した。絶頂の余韻に浸っている時に、話しかけようとした友人に背中を叩かれ、思わず「あっ」と、声を上げてしまったりもした。
何かを夢中で眺めている友人の背後で、潮を吹かされたりもした。友人の背中に潮を振り撒いたり、潮が飛び散るビチャビチャという音を轟かせたりもした。小川や噴水のジオラマから、実際に水の流れる音が出ているので、瑠璃子の潮の噴射音は、それに紛れて誰の注意も引かなかった。
ジオラマ内で、イベントが始まった。ジオラマ内にあった幾つかの人形が動き出し、昔の人が糸をつむいだり、織物を織ったりする姿を再現している。興味津々で、瑠璃子の友人達はそれに見入った。
その隙に、掘っ立て小屋のジオラマの中で、瑠璃子はまた全裸にさせられた。イベントを夢中で見ている友人の背後に、全裸のまま登場させられる。イベントを夢中で見ている友人の背後で、全裸のまま激しく愛撫される。イベントを夢中で見ている友人の背後で、たわわな乳房を揺さぶられ、股に顔を突っ込まれてクンニされ、絶頂させられる。
更に、イベントを夢中で見ている友人の背後で、クラスメイト達に抱え上げられ、大きく股を広げた姿勢にさせられた瑠璃子。
里香が左足を、亜由香が尻を、由梨が右脚をもって、大開脚状態で高々と抱え上げられた。そして、ヴァギナを弄られ、絶頂し、潮を噴出した上に、尿道も責められ、友人達の背後で、高々と聖水の放物線を描く事になった。失禁まで、させられたのだった。
ジョボジョボと、瑠璃子が噴出した聖水は、ジオラマの中の池に突入して行ったが、水の音はあちこちから聞こえているので、瑠璃子の失禁が発生させた音も、それの一つと思われたのか、誰も、気にも留めなかった。
イベントが終わり、友人達が瑠璃子の姿を目に止めた時には、瑠璃子は体操服を着せられて、普通の女子高生に戻っていた。クラスメイト達の団結がもたらした、早業だった。
昔の人になり切るコーナーというのもあった。全身が映るサイズの鏡に、昔の人の服が張り付けてあり、そこに自分の姿を映す事で、昔の人の衣装を身に纏ったような自分の姿を拝む事が出来るのだ。友人達がその部屋に入って行ったとき、瑠璃子は涌井に腕を引かれ、隣の部屋に連れ込まれた。