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痴漢の巣窟書店 −女教師とその生徒―
【痴漢/痴女 官能小説】

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第13話 博物館で萌える少女-4

 背中を押された時には、瑠璃子のヴァギナは解放されていたのだが、友人の肘に愛撫される乳房からの快感で、瑠璃子は再び絶頂した。痴漢に絶頂させられたのではなく、友人2人による乳房への愛撫だけで、ヴァギナを刺激される事も無く、絶頂したのだ。愛撫した本人達は、そんな事を自覚してはいない。
 また、歩いて移動した。尻を愉しまれながら、友人の後を追う瑠璃子。昔の人の着物などが展示されている場所に来た。大きなショーケースの中に、大きく広げられた着物が飾ってある。そして、瑠璃子は、突如男に腕を引っ張られ、そのショーケースの裏側に連れ込まれた。
 そこは、完全に真っ暗だった。ショーケースに強い照明が当てられている分、ショーケースの裏は、完全な闇となっていた。ショーケース自体も障壁となって、友人達や他の客達の視線を遮っている。
 闇の中で、顔も分からない痴漢に、瑠璃子は唇を奪われた。ファーストキスだが、そんな淡い言葉の響きを無効化するような、濃密なディープキスだった。
「あれ、瑠璃子は?」
 口を口でふさがれながら、瑠璃子はそんな友人の声を聞いた。
「あ、瑠璃子ちゃんの友達ね。今、瑠璃子ちゃん、トイレに向かっていたわよ。」
 早苗の声だった。早苗が、瑠璃子の姿が見えない事を不審に思った友人を、上手く誤魔化してくれたのだ。つまり、早苗は、この痴漢に協力する為に、博物館に姿を現したのだ。痴漢が瑠璃子を存分に愉しむ事の、手助けをする為に、早苗がここにいるという事を、瑠璃子は認識した。
 だが、瑠璃子は嬉しかった。彼女が痴漢に快感を与えられることを、早苗はサポートしてくれているのだ。彼女がそのカラダを痴漢に愉しんでもらい、処女を気持ち良く奪ってもらう事に、早苗が、力を貸してくれるのだ。
 普通に考えれば、痴漢に友人を売った裏切者という事になりそうなところだが、今の瑠璃子には、早苗は救世主であり、優しく頼り甲斐のあるクラスメイトだと認識された。
 ディープキスを終わらせた痴漢は、小さな声で短く支持して来た。
「全部、脱いで。」
 反射的に、瑠璃子は体操服を脱ぎ始めた。こんな場所で全裸になる事に、抵抗が無いわけでは無かったが、早く脱がないと、快感を与えてもらう時間が短くなってしまう。それは、瑠璃子には我慢ならない事だった。それに、さっきモニターで見たクラスメイト達の痴態を想えば、ここで全裸になるのも大した事ではない、と思えたのだった。
 体操服の上着を脱ぐと、誰かが、それを受け取ってくれた。瑞樹だった。照明の光が細々と届く位置にいた彼女が、体操服を片手にニコリとほほ笑む姿が、うっすらと見えた。ズボンのジャージを脱いで渡そうとすると、綺麗に折りたたまれた体操服の上着を、左手に丁寧に乗せながら、右手を、ズボンを受け取る為に差し出して来た。こっちもきっと、皺にならないように折りたたんで、持っていてくれるのだろう。
 下着も、躊躇なく外した。それは瑞樹に渡す隙も無く、痴漢に取り上げられた。暗くて分からなかったが、ポケットに収めたようだった。
 ショーケースの裏という闇に沈んでいて、瑠璃子はその痴漢の顔を、未だに知らないままなのだが、全裸の肢体を、存分に撫で回されていた。ほとんど圧迫はせず、摩擦するだけのようなソフトな触り方で、瑠璃子の身体の本来の形状を確かめ、味わい、愉しもうとしているらしい。
 腰のあたりを撫で上げられた時には、少し羞恥の念が高まった。こんな事なら、もっとダイエットして、腰を括《くび》れさせておけばよかったと、後悔した。乳房を撫で回されるときは、少し誇らしい気持ちにもなった。クラスの中でも大きい方である、たわわに実った瑠璃子の乳房は、この顔も知らない痴漢の男にも、さぞかしご堪能頂けているだろう。瑠璃子はそう思って、嬉しくなったのだ。
 余り性感帯を強く刺激せず、身体の形を確かめるだけのような触り方は、瑠璃子の気持ちを冷静にさせ、返って羞恥心を掻き立てる効果があった。博物館の中で、友人達が近くにいるにも関わらず、自分は全裸を披露してしまっている。その事を、強く認識させられた。
 友人達の気配にも、必然的に意識が集中された。そして、彼女達が遠ざかって行く気配を感じた。
 すると、痴漢の男が、瑠璃子の身体を押して、ショーケースの正面に移動させようとした。
 瑠璃子は焦った。照明の光が及ぶ範囲に出てしまえば、全裸になっている姿を、誰かに見られるかもしれない。友人達が遠ざかる気配は感じたが、どれくらい離れたのかは分からないから、彼女達に見られる危険もあると思えた。
 だが、瑠璃子は痴漢に逆らえなかった。動揺を感じつつ、ショーケースの前へと移動して行く。そこには誰もいなかったが、彼女の裸体はショーケースの照明に、横方向から、煌々《こうこう》と照らし出されることになった。長く引きずる影が、彼女のカラダの凹凸を、鮮明かつ淫らに強調した。
 この時初めて、瑠璃子は痴漢の顔を見た。モニターで見た映像に出て来た男だ。旅館の一室で、テーブルの上で、四つん這いで並んでいる里香と真美と由梨と亜由を、順番に犯して味比べをしていた男だ。瑠璃子は当然、名前までは分からないが、痴漢は涌井だった。
 涌井は、光と影が淫靡に装飾する瑠璃子の裸体を、隅から隅に至るまで、撫で上げ、撫で下ろし、撫で回した。博物館という知性的な空間で、裸体を曝し、意味深な照明に照らされ、全身を撫で回されるという、羞恥の極致に達したような状況に、瑠璃子の興奮は嫌が応にも高まり、全身の感度も益々上昇した。


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