ユウカとユウスケ-4
「う、うわぁ…」
「………」
つい、引いてしまった。
さっきまで見栄とはいえ強気に出ていた姉が引いているのでユウスケも悲しそうな顔をしている。
「あ…えっと…その、確かに大きいわね」
「………」
「けどほら、大きいほど女子にとっては立派に見えるというかね。カッコイイわよ!」
ダメだこりゃ。
さっきまで同じく見栄で取り繕って会話をしてみるが、弟に私の言葉は届かない。
私に引かれたせいでショックを受けて今にも泣きそうだ。
先程までも恥ずかしさのあまり泣きそうだったけどもコレは…トラウマ物かもしれない。
弟にとっては経験豊富な姉ですら引いているのだから、自分のはよっぽど気持ち悪いモノだと思い込んでいるだろう。
コレでユウスケの人生が狂ってしまったら、私も生涯苦しむ事になる。
(こ、こうなったら…!)
また私はしょうもない思いつきをしてしまう。
姉と弟でやるような事ではないが、ヤるしかない。
せめてもの救いは、確かにその大きさにビックリしたけども弟のモノだからかそこまで嫌悪感がない事だった。
「…ねぇユウスケ。ちょっと触ってみてもいい?」
「…え?」
「いや、その…確かに大きさにはビックリしたけども、立派だなーって」
私はユウスケの返事を待たない。
というより、ユウスケの反応を気にしている余裕まではないのだ。
私はユウスケの足元に座り込むと、ユウスケの大きなそのモノに手で触れる。
「あぅ…!お姉ちゃん…!」
「わぁ…」
触れた部分だけでなく、ユウスケの全身その物がビクン!と大きく跳ねる。
私の顔の前にはユウスケの…オチ○チンがある。
それに触れるとユウスケは面白いように身体を跳ねさせたり、息を荒げたりする。
(な、なんだか変な気分になってきちゃった…)
身体がぽかぽかと熱っぽい。
竿をコスり上げているだけでもユウスケの反応が面白く、いろんな事をしたら次はどんな反応するか見てみたくなった。
(た、確か舐めたりすればイイのよね…?)
男の人は女の人に自分モノを舐めさせて喜ぶと聞いた事があるけども、正直女の人もなんでそんな事をするのか理解できなかった。
オシッコを排出するような汚い部分だというのに、何でそんな事をするのかと。
しかし、相手を愛おしく感じれば感じるほど相手が喜ぶなら色んな事をしてあげたいと思ってしまったのだ。
「あー…」
「お姉ちゃん!?」
ユウスケのソレは大きすぎで口に入りきらなかった。
けども先っぽを舐めたり咥えるだけでおもユウスケは身体が反応し気持ち良さそうにしてくれる。
(というか、私はお姉ちゃんなのよね)
何よりも当たり前の事なのに、何故かその常識が薄れてきていた。
弟にお姉ちゃんと呼ばれて、今更のように思い出す。
こんな事をしてはいけない、おかしな事だと分かっているはずなのに。
止めなくてはいけないと考えるどころか興奮してきたのか、自分の股間が濡れてきて、下着が気持ち悪くなってきた。
「姉、ちゃん…!ゴメン…!」
「あ…。え、えっと…イくの?」
「そ、そうじゃなくて…我慢できない!!!」
「ひゃっ!?」
私はユウスケに押し倒されてキスされていた。
何度も何度もついばむ様に弟にキスされている。
(というか私、弟にキスされてるのに凄く冷静)
頭がぼーっとしているようで、けれど唇に触れるユウスケの唇がとても気持ち良い。
そんな事ばかり考えている。
「ユウ、スケ…」
「あ…ごめん!本当にゴメン!!!」
「違うの…口開けて、舌出して…」
「え…?」
ディープキス。
先程されたキスが私にとってのファーストキスだというのに、本能のままに舌と舌を絡める大人のキスをしていた。
先程までは私が一方的にキスされていたが、今度は私がユウスケの顔を抱えながらユウスケの舌を求めて絡めあうようなキスをする。
(気持ち良いよぉ…)
お互いの口から出るペチャ。クチャ。という音がなんともイヤラシイ。
お互いの口はお互いのヨダレでベタベタだけどもなんどもイヤラシイ。
そして何より、頭の中までキスされているような感覚がなんだかともキモチイイ。