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《見えない鎖》
【鬼畜 官能小説】

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〈侵食〉-2

『フフフゥ〜……やっぱり制服姿ってのは“好い”なあ……いつもより可愛く見えるよ……可愛いよ、花恋』

「あッ!?ち…ちょっ……!」

『その手はなんだ?そんな態度を取ると“ゅうちゃん”が黙ってないよ?』


裕太は迷う事なくスカートを捲り、純白なパンティの前みごろに汚れがないか眺め始め、裕樹は尻に顔面を押し付けると、クンクンと臭いを嗅ぎだした。


こうなると分かっていても、やはり大嫌いな男の標的にされるのは耐えるには辛く、それでもスマホに仕込まれた《爆弾》をチラつかされた花恋は、沸き上がる嫌悪に顔を軋ませながら身体を開け渡した。


『クンクンクン!ス〜…ハ〜…ス〜…ハ〜……ヒヒヒ…さすが椅子とサドルでムレムレになったパンティは臭いなあ……』

『お〜、そんなに花恋のパンティは臭いか?そりゃあケツの割れ目も汗だくになってる……ん?なんだこりゃ?』


裕太は触れたパンティの股布に違和感を覚えた。
その柔らかさは秘肉のものではなく、カサカサとした人工的なものだったからだ。


『花恋……オマエまさか…?』

「んく…ッ!?」


裕太は前みごろを掴むや、一気にズリ下げた。
裏返る股布にはふんわりとした別布が乗っかっており、それは生理の時に使うナプキンであった。


……今朝、花恋はぼんやりと思った。

(パンティが汚れなきゃ狙われないのかも…?)

ほとんど無意識なままで、花恋は股布にナプキンを貼っていた。
オリモノシートも持ってないではなかったが、そこまで頭は回らなかった。

昨夜のLINE交換によって、もう花恋は兄弟の操り人形も同然となった。
そんな手も足も出せなくなった花恋が放った、せめてもの反抗が、このナプキンだった。


『なんだコレは?生理でもないのにナプキンなんか着けて…?』

「も、もう残り少ないし……だから売られたりしたら困るの……」


花恋は俯きながら握り締めた両手を突っ張り、曝された股間を隠せないでいる。

裕樹がいつ苛立ちを見せ、スマホを操作してしまうのか分からないからだ。


『違うよ兄ちゃん。コイツはナプキンも“売り物”になるって言ってるんだよ。この格好で写真撮って添えつけてやれば……ヒヒヒ!』

「ッ……!!!」

『あぁ、なるほどなあ?フッフッフ……いつの間にか花恋の方が“仕事熱心”になってたようだな?』


裕太はスカートの裾をウエストベルトに押し込むと、スマホを向けて写真を撮る。
そして数枚の写真が撮られたあと裕樹はナプキンを剥ぎ取り、その付着した汚れと臭いを確かめて満足げに笑った。
花恋の浅はかな策は、今日も自らを苦しめてしまう愚策となった。



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