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《見えない鎖》
【鬼畜 官能小説】

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〈特別な日〉-7

『ちょっと玉がデカいから、しっかり口を開けろよ?無理矢理にでも押し込んでやるから、前歯が折れても知らねえからな?』

「ぷはあッ!や…め……あぶッ!?あもおぉッ!」

『今さら暴れたってしょうがないよ。だって俺たち止める気ないんだから』


悲鳴を潰された花恋は、今度は抵抗までも枷によって潰される。
右手首と右足首は密着するように拘束され、それは左手や左足も同様。
立ち上がる事すら不能にされた花恋は裕太に担がれ、そのままベッドへと放られてしまった。





『先ずは写真を一枚……髪で顔が隠れてるなあ。あとパンティもよく見えてねえや』

「うも〜〜ッ!?ぷ…おッ!むおぅッ!」

『首振って「イヤイヤ」じゃないって……綺麗な身体で撮る“最後の写真”だよ?』


裕樹は胸元までワンピースを捲り上げ、怯えきって崩れた顔にへばりつく黒髪を掻き分けた。

小さな赤い花の散りばめられたピンク色のパンティは幼くて可愛らしく、その花柄や色はブラジャーも同じだ。
フリルは華やかに飾り、これは花恋が特別に“選んだ下着”なのだと控え目にも訴えている。


(こッ…こんなの…撮ってるんじゃないわよッ!)


この下着は英明の為に選んだ物だ。
この肌は、英明に触れて欲しくてシャワーを浴びて綺麗にしたのだ。


全くもってお呼びじゃない二人の乱暴が、そして視線が憎たらしく、花恋は枷と鎖をガチャガチャと鳴らして藻掻き続ける。

しかし曝された顔は、裕太と裕樹を交互に刺すように睨んではいるのだが、早くも涙に潤み、しかもギャグによって鼻の下が伸びてしまっているので、哀れで間抜けそのものになってしまっている。


『へぇ〜、随分と挑戦的な目だな?「レイプなんかじゃ私、負けないわ」なんて思ってんのかな?』


裕太は花恋の畳まれた足元に座り、花恋の泣き顔を見下ろした。
蹴飛ばしてやろうとギクシャクしている両脚を嘲笑うように。


『その顔は「黙ってない」って顔だな?でも“黙る”しかないんじゃないかな?』

「む…ぐッ!」


裕太の言った通り、花恋は黙ってないつもりだ。

裕太がしていた事。
そして、二人の兄弟が〈した事〉の全てを……。

間違いなく犯罪なのだし、重い刑罰に処されても当然の行いに、泣き寝入りをするつもりは全くなかった。



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