第28話 研修、的屋の出店-1
〜 海合宿 ・ 4日目 ・ 解散祭 〜
午前11時。 雲一つない晴天の下、並んだテントが広場に日陰をつくっている。 日陰の中には様々な姿勢で固定された学園の少女たちが、『出店の備品』として、備品続きの合宿における最後の務めを果たしていた。
1つ目のテント。 出し物は『ダーツ』だ。 テントの中には長椅子があり、その上には3人の少女が『的』として身体を晒していた。 1人はM字に、もう1人はL字(横たわって右足を真上に伸ばし、左足を曲げることで股の付け根を開く)に、最後の1人はV字(両足を上に伸ばして僅かに広げる)に開脚する。 全員が両手を陰唇の左右に添え、中央の膣孔が正円を描くよう丁寧に恥部を拡げており、しかも腰を前に押し出すようにせりあげているため顔、乳房、包皮をめくったクリトリス、膣、尿道、肛門のすべてが丸見えだ。 それぞれの急所は中央を赤く塗られていて、小さく『まん点』と印字してある。 その周りには白と黒で縁どられ、中央から離れるごとに5点、3点、1点というように得点が減らされている。 『まん点』は、クリトリスが最も高い20点で、両方の乳首と尿道口が10点、膣と肛門、ヘソが5点。 顔への投擲はNGで、頬や鼻には『マイナス5点』とある。 先端が極細のダーツとはいえ、刺さって痛みが無いはずはない。 それでも鼻フックで拡げられた鼻孔を晒す表情は間が抜けていて、これから矢をぶつけられる悲壮感よりも滑稽感が先だった。 ただし少女たちの表情は満面の笑顔に矯正されていたが、微かに頬が引き攣っていた。
ダーツ競技が始まると、3人が次々に『おまんこ、ありがとうございます!』『お乳首、ありがとうございます!』『クリチンポ気持ちいいです、ありがとうございます!』と大声で感謝の言葉を叫ぶ。 このダーツは団体参加者にとっての遊戯であると同時に、備品の少女たちの自慰補助でもあった。 少女たちはただ黙って『的』になっていればいいわけではない。 どんな刺激でも快感に思わなければならないのが備品の定めであり、恥部への刺激を貰いながら何度も絶頂する痴態を実況中継することも『的』の役目に含まれている。 すなわち、的は牝の模範を示すべく、急所にたいするどのような痛みであっても感謝の言葉を述べ、快楽を貪るみっともない姿を演じるのだった。 そして、そうするうちに、いつしか本当に『痛みすら快感に変換する浅ましい本性』を身につけるに至れば、物品として完成したといえるだろう。
2つ目のテント。 出し物は『射的』だ。 3人の少女は手足のみ床につけてお尻を浮かせ、ガバッと足を脚を拡げて胎内を晒す。 手をまっすぐ伸ばしているため、お腹は床と水平に保っていた。 おへそに『酢昆布』が嵌めてあり、これが景品だ。 挑戦者は玩具のコルク銃をうち、コルクを襞がはみ出た膣にむけて打つ。 或はクリトリス、肛門、蟻の門渡りでも勿論構わないが、直接『酢昆布』を狙うのはご法度だ。 感度の高い部分にコルクを打ちこみ、少女を悶えさせて『酢昆布』を倒すことができれば挑戦者の勝ち、次々膣に当たるコルク弾をジッと動かずに耐えて『巣昆布』が倒れなければ店舗側の勝ちという寸法になる。
両手が塞がっているため、このままでは膣が露出できない。 そこでクリップ付ゴムを背中に回し、陰唇の両側をクリップで挟み、強制的に開帳させる。 陰唇は計8つのクリップでカンカンに伸ばされ、更に膣口を小型クリップで上下左右に拡げられる。 肛門にはフック付きゴムロープが幾重にも重なり、皺ばんだ菊門はポッカリと空洞を呈している。 射的競技の開始と共にコルクが肛門や膣に収まったり、こぼれたりとせわしなく局部を襲ったが、少女たちは身じろぎもしない。 ただ身体を弄ばれるがまま、コルク弾を打ちこまれて次第に赤く染まる肌を庇うこともなく、命じられた作り笑顔で天井を見つめ、微かに下半身を震わせながらも股間を拡げ続けるのだった。