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SM学園・行事幕間
【学園物 官能小説】

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第27話 研修、退所式-1

〜 海合宿 ・ 4日目 ・ 午前の研修 〜


 学園の生徒たちが備品として参加した各団体の合宿は、揃って今日が最終日だ。 早朝メニューを済ませて朝のつどいに集まった団体は、いつもより長めに時間をとって、研修最後の挨拶をした。

「4日間お世話になりました。 専門学校に戻ってからは、この研修を通じて見つけた課題を克服するため、一層服飾の腕を磨き、立派な【Cランク】の社会人を目指します。 備品として牝を使用できるよう、自分たちが使用者の側にたつという自覚をもって頑張ります」

「短い間でしたが、お世話になりました。 スポーツを通じて社会に役立てるよう、この研修で学んだ備品の使用方法を実践できるよう、立派な牝になります。 上階級の方々の命令には絶対服従、道具格の牝には正しい用途を与えられるように、これからも勉強を続けます」

「施設長様、施設の方々、備品を管理される引率の皆さま、色々ありがとうございました。 おかげで養成所では経験できない、備品との関わり方や集団行動の規範を学ぶことができました。 【Cランク】の認定を受けて社会で活動できるように、一層精進してゆきます」

 マングリ返しで旗をたなびかせる『備品』の少女たちが見守っている。 その後ろでは指導員と学園からC−2組を引率した【2号】教官と【8号】教官が、終わりが見えてきた合宿を振り返って軽口を叩いていた。

「おたくの生徒さん、随分と鍛えてきたんじゃなくて? 脱落者が出ないなんて、ここ数年じゃ記憶にないわ」

「おかげ様で。 個人的には2、3人は学園に連れ戻せないつもりでしたが、杞憂でした。 それもこれも指導員の皆さまが手心を加えてくれたおかげです。 ありがとうございました」

「またそんな、心にもないことを……手加減なんてするわけないでしょう。 貴方の生徒が優秀なのよ」

「とんでもない。 まだまだ膣の湿らせ方すら半人前の生徒です。 たくさん頂いたクレームは、学園に戻ってから鍛え直し、どこへ出しても恥ずかしい牝に再調教するつもりです。 皆さまにはご迷惑をおかけし、心苦しい限りです」

「迷惑どころか、しっかり備品のなんたるかを演じてて、見ていて気持ちがよかった。 細かい注文なら沢山あるけれど、大筋で自分の立場を弁えてるなら、一年目としては上出来だわ。 褒めてあげてるんだから素直に喜びなさいな」

「……はい。 ありがとうございます」

 膣の圧力が弱すぎて『マンリキ』の代わりにならない、お腹をサンドバックにされただけで嘔吐する、掃除用に湿らせる膣液の分泌量が少ない、茨の鞭で打たれただけで悲鳴をあげる等、備品としてあるまじき振舞は、【2号】教官が把握しているだけでも何十件とある。 とはいえ研修での備品使用を断られる事例はなく、どの備品も無事に研修を終えることができそうだ。 ということは、備品を引率した教官としては及第点になる。 その心やすさと、生徒全員が次のステップに進むことが出来る安心が、2号教官の表情を普段より柔らかく弛ませていた。

 朝のつどい開始時に拘束を解いてもらい、他団体が見守る中での公開脱糞を許可された調理師専門学校の生徒たち。 一晩中歌い続け、便意に耐えながらテルテル坊主として揺れ続けた彼女たちも、目の下に隅をつくりつつ参列している。 

「……挨拶させていただく前に、お詫びを申し上げます。 全団体参加のつどいに遅刻する醜態を晒し、また爽やかであるべき朝のつどいでくっさい香りと汚い音をまき散らした点、まことに申し訳ありませんでした」

 そういうと、団体代表がその場で両手をついて土下座した。 合わせて全員が待機場所で土下座する。 学園生徒のようにオケツを高々と掲げて足首を外に向け、膣を強調するスタイルではない。 手と足をピッタリ揃えて平伏する、オーソドックスな土下座だった。 

 ところで、専門生の列には数か所空白がある。 浣腸に耐えられず、昨晩のうちに汚物を漏らしてしまった子の分だ。 漏らした子は監視していた指導員に連行され、合宿不合格のレッテルと共に施設を去って、この場にはいない。

「今後はいかなる場合にも集団規則を念頭に置き、研修で学んだ備品の活用法、備品としての振舞い、備品とともに調理に携わる上で必要になる能力を磨き、調理師として一人前の【Cランク】社会人を目指します。 4日の間、お世話になりました」

 土下座したまま、一度顔を上げて再び地面に額を擦りつける。 こうして全団体が挨拶を終えた。



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