瑠美子の治療-4
たしかに、子どもにはキツいかもしれない。
しかし瑠美子とって、ママ友から浣腸されるこの状況は特別なものだった。
興奮してあそこがベトベトに濡れているのが自分でも分かる。
球体が潰され二本目のグリセリン液が直腸内に収まった。
管が尻穴から出ると、瑠美子は上げていた足を下ろした。
「由香さん、ありがとう。トイレに行ってくるわ」
そう言って身を起こそうとする瑠美子を由香が制した。
「だめよ。ガマンしないと効かないのよ」
「知ってるわよ、わたしも浣腸は経験あるから。トイレでぎりぎりまで頑張るわ」
「亜美ちゃんはリビングでガマンさせられたんでしょ?」
瑠美子はうなずいた。
「それじゃ、お母さんもここで頑張ろうね」
由香は枕元に置いてあるティッシュの箱からペーパーを勢いよく連続して取り出した。
それで尻穴を押さえるのである。
それは娘のために先ほど自分がしたのと同じ行為であった。
瑠美子は自分が由香の娘になったような気がした。
「うん。わかった。ここで頑張るわ」
瑠美子の尻穴が重ねたティッシュで押さえられる。
由香に身を任せ、瑠美子は恥ずかしいような甘酸っぱい気持ちで便意を待った。
「由香さん、わたし亜美になった気持ちよ」
「どんな気持ちなの?」
「お母さんにすべてを預けている気持ち…」