夫婦の寝室-7
久しぶりに味わう女としての快感は瑠美子を頂上へと追い上げた。
「ひぃっ!ひぃ!」
しばらくすると、全身がガクガクと痙攣し、頂点に達した。
由香の指がじんわりと締めつけられる。
「ううっ!いっ…!いっく…、イク!」
息を止め、目を閉じたまま瑠美子は快感の川を渡り反対の岸に行ってしまった。
そのまま時間が止まったような静寂が支配した。
しかし、瑠美子はすぐにまたこちらの岸に戻ってきた。
激しい息遣いが戻った。
それを見て由香が指の出し入れを再開すると、むき出しの神経を擦られるように快感が最大限になった。
「はぁ!あぁぁ!またイク!」
由香の指は再び締めつけられ、瑠美子の身体が痙攣した。
こうして瑠美子は、川の岸を行ったり来たりするように何度も昇天を繰り返した。
夫とご無沙汰だった半年分を取り返そうとするかのように…。