夫婦の寝室-5
瑠美子は自分から脚を開き、由香の指を誘う。
それを見て由香は、再び女陰に指を差し入れた。
由香は器用にクリトリスをもてあそびながら、円を描くように膣口を撫でまわす。
「いやぁ〜。いいっ!いいっ!」
瑠美子の頭がぼうっとして現実感が薄れてきた。
べとべとに濡れた膣口はヒクヒクと痙攣しながら、なにかを求めるように弛んだり収縮したりを繰り返した。
「ああっ!あぁ!だめ、感じちゃう」
瑠美子は枕の上で左右に髪を振り乱しながら快感の波と闘っていた。
乳首とクリトリスは、はち切れんばかりに膨らみ妖しい光を放っている。
瑠美子の喘ぎにも似た呼吸は切迫し、最大限になろうとしていた。
「もうだめ。ガマンできない。由香さん、お願い」
そう言って瑠美子は身を起こすと、サイドテーブルの引き出しを開けて中を探り、小箱を見つけ出した。
その小箱の中から取り出したものはコンドームだった。
夫との営みで使われるためのコンドームである
瑠美子によれば、それは半年も使われていないことになる。
「お願い。これ使って」
興奮で紅潮した表情には恥ずかしさはなかった。
これを使わなければ終わることができない。
貪るような必死さだけがあった。
「いいわよ」
人差し指と中指の二本にコンドームをはめる由香を、横になった瑠美子が見上げていた。
「さ、楽にしてね」