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さおり、12歳
【ロリ 官能小説】

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元力士 T-2

 ベッドに移ってもTは丁寧だった、その上、体の大きさゆえに新鮮なことも多い。
 187センチの長身は、さおりが今までお相手した中で最も高い、Tがベッドに足を投げ出し、さおりがその前で膝立ちになって、やっとキスが出来る高さ、それもさおりが見上げるポーズになる、更にさおりが立ち上がってやっと乳首に舌の愛撫を受けられる高さ。
 そしてびんつけ油の甘い香りが独特のムードを醸し出してくれる。
 舌の感触もまた柔らか……いくら体を鍛え抜いているお相撲さんといっても舌を鍛えるわけではない、むしろ肉厚な舌は芯のある柔らかさを感じる。
 ベッドに横にされ、クリニングスを受ける。
 Tは比較的低年齢のアイドルのファンであることも知られている、おそらくは無毛のスリットは好みなのだろう、一心不乱に舐めてくる……そして、歌手や俳優はどうしても格好をつけるのが仕事という一面を持つ、実際には夢中になっていたとしても、少し余裕を見せたがるものだ、しかし、Tにはそれが微塵もない、本当に気に入ってもらえているのだと思うと余計に感じてしまう。
 
 そして、いよいよという時、Tは仰向けのさおりの脚の間に膝をついた。
(え? 正常位?)
 さすがに不安がよぎる……太った人のお相手をしたことは何度もあるが、Tは規格外、そのお腹に押しつぶされるのではないか? という怖れを抱くのは致し方ない。
 しかし、それは杞憂に過ぎなかった。
 Tは自分のお腹を軽く持ち上げるとさおりの腰にかぶせるようにして、スムースに挿入してきたのだ。
「あ……は……」
 初めての感覚だった。
 お腹の肉は腰にかぶさっているので苦しくはない、しかし、腰はかなりの重みで押さえつけられるかのよう、しかもそれは実に柔らかく、暖かい。
 肉で押さえつけられて挿入を受けている感覚、まるで触手か異星人に抱かれているかのような……。
 Tのペニスはその巨体からすると小ぶりに見えたのだが、実際には標準以上、しかも、先輩たちが評したように、無闇に腰を振って奥を突いて来るというよりも、長くゆったりとしたストロークで快感を徐々に高めてくれるのだ。
 もっとも、相手がさおりの場合はT自身もそうしなくてはあっという間に果ててしまう、と言う事情もある。
 おそらく射精を懸命に堪えているのだろう、Tの顔も赤みが増して行く。
「ああっ……逝く……逝きます!」
 さおりが耐え切れなくなると、Tも自重を解いたのだろう。
「うおおおおおお!」
 そう吠えてさおりの中に精をぶちまけた……。
 二度目、三度目の小さな迸りが収まると、Tはさおりの背中に手を添えて軽々と抱き起こし、そのまま今度は自ら仰向けになってさおりを腹の上に乗せてくれる。
 その柔らかな感触もさることながら、無理に腕を引っ張ったり反動をつけたりすることなく体を入れ替える怪力が心地良い、怪力ゆえのソフトな扱い……さおりはその魅力を存分に味あわせてもらった。 
 
 先輩たちの評判どおり、Tは優しく丁寧、お相撲さんならではのセックスでもあった……しかし、どこか物足りなさを感じてしまう。
 と言うよりも、体を入れ替えられた時の圧倒的なパワー、それをもう少しワイルドな形で味わえたら、と思ってしまう……コールガールとしては顧客に何かを求めてしまうのは良くないとされているのだが……。
 
 さおりは母から教わった接客術を思い出す。
 組織の顧客となる男性はほとんどが一芸に秀でている、そこをさりげなく褒め、話を聞きだすと顧客は気分を良くする……ましてTの一芸は相撲、相撲で鍛えた怪力はセックスにも直接生かせる一芸なのだ。
 ならば、そのパワーを存分に感じさせてもらうことは失礼には当たらないだろう……。
 
「実は一度は実体験してみたかったイメージがあるんですけど……」
「どんな?」
「Tさんのように大きな体とパワーがないと実現不可能なんです」
「どういうイメージかわからないけど、そういうことならこっちからもぜひ頼むよ」

 さおりのイメージとは『オーガに連れ去られ、抜け殻になるまで犯される町娘』。
 ゲーム好きでも知られるT、そのイメージはすぐに伝わった。
「お客様を怪物に例えるのは心苦しいんですけど……」
「いいのいいの、相撲取りは一般の人からすれば異形には違いないし、大きくて強いイメージはむしろほめ言葉だしね、だけどさ、ファンタジーっぽくはあるけど、ちょっとSMっぽいイメージもあるよね」
「ええ、そこも含めて……」
「M……なの?」
「漠然としたイメージですけど、ちょっと違うと思うんです、攫われた町娘が痛めつけられるイメージではなくって、大きな体で力の強いオーガに陵辱されて、苦しいんだけどそれもスパイスになって、気絶しちゃうくらい感じちゃう……そんな感じでしょうか」
「それなら最高だよ、ガオー、オーガだぞう!」
「キャー、助けて」
「ぐふふ、誰も助けになど来るものか、思う存分犯させてもらうぞ」
「お助けぇ……うふふ、楽しみです」
 二人は顔を見合わせて笑った。


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