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さおり、12歳
【ロリ 官能小説】

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大物司会者 M-1

「これはこれはお嬢ちゃん、良く来たね」
「はい、お呼び頂いてありがとうございます」
「小さいねぇ、本当に12歳?」
「はい6年生です」
「学校でも小さい方?」
「前から3番目で……」
「そう、でも本当にそんな小さくてエッチ出来るの?」
「もう半年ほどお仕事させていただいてますから」
「そうなんだ、お母さんはお嬢ちゃんがこういうことしてるの知ってるの?」
「はい、母も同じ仕事をしておりますので」
「ああ、そう、親子揃ってなんだ……それにしてもね、お嬢ちゃんみたいに小さな娘がこういう仕事してるってあんまり感心しないねぇ」

(どういうつもりだろう?)
 さおりはちょっとイラついてしまったが、なるべく態度に出ないように気をつけた。
「もし私ではお嫌でしたら失礼しますけど」
 なるべくさらりと言ったつもりだが、自分でも少しきつい言い方になってしまったことに気がついている。

 今日の顧客は大物司会者のM、バラエティからニュースショーまで幅広く司会をしている。
 さおりから見れば既に老人の域、スマートでもハンサムでもなく、インテリジェンスも感じられない、いくつもの番組の司会をしているのでちょくちょく見かける顔ではあるが、どこが良くてそんなに番組を持っているのか良くわからない、妙にねちっこく、下品な感じがあまり好きではなかった。
 実はここへ来る前、マネージャーのYから釘を刺されている。
 大物だからくれぐれも失礼のないように、と……。
 しかし、『大変だろうし、不愉快な事もあるかもしれないけど、今回は我慢して務めて来てよ』とも言われている、Yもこの男を嫌っているのがありありとわかった。
 TVで見るのと同様のねちっこい感じ……第一、さおりが12歳と知っていて呼んでいるのだ、思ったよりも更に小さくて好みでないというならまだわかるが、コールガールをしていることにすら意見するのは辻褄が合わない、それに母への意見まで……娘にそんな仕事をさせるとはね……そんなふうにも聞こえる、コールガールを蔑んでいるんじゃないか? とも思ってしまう。

「何もそんな事は言ってないじゃないか、思っていたより小さかったからちょっと驚いただけだよ」
 少し不機嫌な口調……、しかし、さおりの思いがけない反撃にたじろいだ風にも聞こえる……TVでの歯に衣着せない物言いとは裏腹に小心なのかもしれない、マネージャーの忠告を思い出して気を落ち着かせる。
「もしきつい言い方に聞こえたのなら申し訳ありません」
「うんうん、良いよ、気にしないで」
 こちらが謝るとすぐに機嫌を直す……まあ、逆らわず、怒らせず、さらりと仕事だけこなしてさっさと帰ろう……。
 しかし、それは簡単なことではなかった。

 いつものストリップからバスルームへの手順、Mはさおりに全裸になるように指示して、自らはソファにふんぞり返って眺めているだけ、さおりも敢えて手伝いを頼もうとは思わなかった。
 そして、Mが着ている物もホテル備え付けのバスローブではなく、いかにも高級そうな……言い換えればいかにも成り金趣味のガウンに柔らかそうな生地のパジャマ。
 組織のコールガールは客より先に全裸になることを心がけているが、Mの場合はそれを命じることで精神的優位に立とうとしているようだ、しかもわざわざ自前で高級なものを身につけている辺り、服装で圧倒しようという魂胆も見え隠れする……さおりは「裸の王様」を思い出して可笑しくなってしまうが、笑いをかみ殺した。
 さおりをバスルームに押し込んでからガウンを脱いだ時にはパジャマの前に少しテントを張っていたのだが……全てを脱ぎ去ってバスルームに入って来るとそれは萎え始めてしまう。
「咥えてよ」
 言葉そのものはお願い調だが、突き放すような命令口調、フランクを装っているが実は居丈高、どうやらこういう物言いが沁みついているらしい。
「大丈夫ですよ、ご奉仕させていただきますから」
「急いで」
 どうやら萎えてしまうことを惜しんでいるのではなく、萎えてしまうのが気に入らないらしい、萎えてしまったところを見られたくないと言う焦りも感じられる。
 さおりはシャワーを手にして温度を確かめようとした、すると。
「急いでよ」
 また声を荒立てる。
 仕方なく、そのままペニスを咥え込むと、かなり荒っぽく腰を使って来た。
「うぐっ……」
 不意を突かれて少したじろぐと、Mのペニスは少し硬くなりかけるが、元より喉奥を突かれるほどに勃起してはいない、さおりは余裕を取り戻して舌を使い始める……すると、逆に萎え始めてしまう。
「ちぇっ……ヘタッピだな」
「申し訳ありません、もう一度最初から……」
 さおりは内心ちょっとムッとしたものの、穏やかに言う。
 気に入らない客ではあるが、法外とも言える料金を払う客だ、大物だからとか言うことではなく、コールガールには満足を提供しなければならない義務がある。
 しかし、正直なところ勝手が違う、舌を使って逆効果になるのは初めて……何が悪かったんだろう……。


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