趣味と実益-2
<若いって良いわね、元気そうで・・・>
そっとマサの耳に聞こえるように言います。何を意味してるのか、この時は解りませんが
組んでた腕を、自分の胸に当てた気がしました。
マサはトイレでオナニーをしたかったけど、それは無理なので、おしっこして気持ちを
落ち着かせ、手と顔を洗面所で洗ってトイレを後にしました。
外に出るとママさんがおしぼりを持って待っててくれました。
<落ち着いた?歩きにくかったでしょうフフフ>
完全に勃起がバレていました。
<マサ君、ゴメンね、こんなおばさんのエスコートで、若い子の方が良いよね>
含み笑いをしながら、マサに問いかけます。
(全然です、こんな素敵なママさんと腕を組めるなんて光栄です)
(僕は、若い子より、熟女の方が好みなんです・・・。)
<冗談でも嬉しいわ>
(冗談だなんて、本当です。ママさんの様な素敵な熟女の・・・)
マサは、言いかけて止めました。初対面なのに失礼だと思ったのです。
皆の所へ戻ると、長かったじゃない、何してたのって、皆に冷やかされました。
その内に、お客さんが増えだして、一人のお姉さんを残して、ママと他の子は
別の席に行かれました。マサはママの後ろ姿を目で追っていました。
2時間程飲んで歌って、お会計をお願いしました。
ママが社長の所へ行き、会計を終えた時に、社長がトイレって言って行かれ
マサ一人になりました。その時にママが名刺をくれて、連絡してと電話番号が。
今なら携帯電話ですが、その時代はそんな物無くて、固定電話でした。
マサはそっとポケットにしまい、社長とお店を後にしました。
寮の部屋に戻り、ママさんの名刺に微かに残る香水の匂いを嗅いで、オナニーしました
連絡して・・・。この言葉がマサの頭から離れられなくなりました。
自筆で書いた電話番号です。お店の番号は名刺に印刷されてるから間違いは無いでしょう
(由香里さんか、綺麗な人だったなぁ、下敷きにして欲しいな)
そんな事考えながら、3日が過ぎました。
マサは、思い切って、電話を掛ける事を決心して、近くの公衆電話に。
ポケット1杯に十円玉を入れて。
ダイヤルを回す手が震えてるのを自分で感じていました。
呼び鈴が5回位鳴り、ガチャっと音がなり、もしもし○○ですと、声がしました。
紛れも無く、由香里さんの声です。
(あっ、マサです。この前お店で・・・。)
<マサ君、マサ君なのね、掛けてくれたんだ、掛かって来ないと思ってたよ>
(直ぐにでも掛けたかったんですが、決心がつかなくて・・・)
<フフフ、可愛いね。あの日、貴方の事が、何か気になって番号渡しちゃった>
<今度、ご飯でも食べに行こうか、私が奢るから>
(本当ですか、ママさんとデート出来るなんて夢のようです)
<フフフ、若い癖に口が巧いのね>
<いつにする、お店は月曜日休みだから、月曜の夜はどう?>
(全然空いてます。何が有っても空けます)
<フフフ、本当に面白い子ね。ところで、足は有るの?>
(はい、スクーターが有ります>
<そうか、じゃあね、日曜の夕方5時にお店の近くのスーパー○○解る?>
(はい、解ります。)
<じゃあ、そこの駐車場の一番出口に近い所で待ってて、迎えにいくから>
(解りました。待ってます)<それじゃあね>
電話が切れました。マサは完全に顔がにやけてるのが、自分で解るほどでした。
月曜日まで、3日間。その間マサは何度も名刺の匂いを嗅いでオナニーしました。
デート当日、いつもは着ないような服を着て、精一杯オシャレして行きました。
駐車場に到着したら、直ぐにママさんが手を振ってくれました。
<マサ君、こんばんは。元気にしてた?今日はオシャレだね、見違えたよ>
(はい、ママさんに会うために、精一杯オシャレして来ました、馬子にも衣装です)
(ママさん、今日は一段と綺麗です)
<フフフ、本当にマサ君は、口が巧いし、面白い、本当に学生さんなの?>
<それから、今夜は、ママさんは止めてね、由香里って呼んで>
(はい、マ・・・じゃない由香里さん>
<何食べに行こうか?何でも御馳走するよ>
(はい、じゃあ、由香里さんが食べたいです・・・。冗談です、すいません)
<なんだ、冗談なの、ちょっと期待したのに・・・。バ〜カ>
2人で大笑いしました。言葉のセンスも有るし、綺麗で頭の切り替えも早いし、完全に
由香里さんに惹かれて行くマサです。
<じゃあ、焼き肉でも食べに行こうか、精力付けないとね>
由香里さんはそう言い、ペロッと唇を舐めました。