依頼-2
サリーの依頼を引き受けてから数日が経とうとしていた。しかし、不二子は情報収集に苦戦していた。ボブについて、大企業の社長としての功績など良い評判ばかりしか聞かなかったのである。
「ふう...まさかこんなに苦戦するなんて考えてもいなかったわ。」
不二子は思っていた以上の苦戦に、次の手を考えていた。
「こうなったら、思い切ってカジノに乗り込んでみようかしら...」
不二子は、ボブの情報と一緒にカジノの場所も探していたのである。
「カジノなら裏社会の情報も手に入るかもしれないし、十分準備をしていかないといけないわね。一応サリーにも知らせておこうかしら...」
不二子はカジノに乗り込むことを知らせ、準備を始めていた。
準備をしてよるになり.....
「ここからにしましょうか...さて、私カジノでどのくらい勝てるかしらね...」
不二子は真っ赤なドレスを着て、カジノの会場に乗り込んだ。
「さて...何から始めようかしら...」
不二子は悩みながらも、ゲームを始めていった。
それから数時間、不二子はゲームをしては、勝利を続けていた。一日で一番多く稼ぐ結果を残したのである。初日は顔を売るためで、二日目からは情報収集も並行していこうと考え、自分のホテルに帰っていった。
それからは不二子は情報を集めるため、毎日カジノに通っていた。四日目もカジノに行った。そこで、不二子はこの辺りのカジノを占めているのがボブであることやボブは表向きいい人間に見えるが、実は裏社会では名の知れたマフィアのボスであるということの情報を手に入れたのである。
不二子はカジノからホテルに戻るとすぐさまパソコンに向かっていった。
「今日手に入れたこの情報が本当なら、急がないといけないわね。それにサリーにはあまり行動しないように知らせないと...」
不二子はサリーにメールで、経過状態やサリー自身にも忠告する内容を書いて送信した。
不二子はがカジノで勝利を続けてから、更に数日がったある日の帰り
「今日もいい情報は手に入らなかったわね...」
不二子はゲームに参加しながら、カジノ参加者を誘惑しながら、情報を手に入れていたのだった。
「あなた峰不二子さんですね。」
不二子が振り向くと、黒服の男が立っていた。
「あなた誰かしら？」
「名乗るほどの者ではありません。」
「そう...私に何か用かしら？」
「あなたにはあっていただきたい方が居ます。」
「断ったら?」
「無理やりにでも来てもらいます。」
男が不二子に銃を向けると、数人の男が不二子を囲む。
「油断したわ...」
「抵抗されると困りますので目隠しさせていただきます。」
「ううっ！」
不二子は目隠しをさせられ、車に乗せられ、どこかに連れていかれてしまう。