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尚代
【SM 官能小説】

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-2

 前屈している尚代には男の足しか見えなかったが、脇腹から一瞬ホースの先が見えたと
思ったら、アナルにそれがあてられるのがわかった。
「ああっ……いやぁ……」
 指の刺激で緩んだアナルに、ホースが突き刺さり、グングンと強い力で身体の奥まで突っ込まれていくのがわかる。あまりの勢いに、口からホースが飛び出すのではないかと思ったくらいだった。
「いやぁぁ……」
 男がホースの蛇口を捻った。水の出る音は聞こえなかったが、水が注がれる振動が腹から伝わってくる。そして、腹が急激に冷えてきた。
「痛っ、いたたたっっ……」
 腹が膨れてきて痛くなったのだろう、突然両脚をバタバタさせはじめた。
「ふふふ、痛くなってきたんだな。もう一リットル以上入ったからな。……最初はこのくらいで……」 
「ううっ、痛いっ……」
 男はホースを勢いよく抜き去った。抜けたホースは床に落ち、先からはダラダラと水が流れ出て、タイルの上をのたうち回っていた。蠢いているホースが浴室の床のタイルに褐色の字を描いていく。
 尚代のアナルはヒクヒクと膨らんだり凹んだりを繰り返している。
「んああぁっ……ううっ……」
 息を止めたり、吐いたり、苦しげな息づかいが聞こえる。注入された水による激しい痛みと今にも噴き出しそうな便意をこらえるのに必死だった。
「よし、そのままだ。いいな。……尻の穴を締めておくんだぞ」
 男はそう言って、尚代の身体を軽々と持ち上げた。
「ああっ、何するのぉ……」
 湯船に近づき、中に放り込んだ。湯が勢いよくあふれ、尚代の身体が湯船に沈んだ。
「そこなら、いくら出しても匂わないからな。……出したくなったらいつでもいいぞ」
「ひどいわ。……お風呂の中でなんて……」
「出したくないんなら……それでもいいぞ……」
 ブツブツと文句を言っていた尚代は、やがて顰めっ面になり、黙ってしまった。必死でこらえているのだろう。苦しそうな息づかいが浴室に響く。
 が、我慢もここまでだった。
「みないでっ……ああんっ、だめっ」
 自分に聞かせるかのように呟いたとたん、ついに堰を切った。
 ブグググゥッ。
 浴槽に響く低音と共に、茶褐色の水が勢いよく噴出するのが見えた。汚水は尚代の身体を取り囲むように渦巻いてアナルから流れ出ていく。湯が少しずつ濁ってきて、細かな塊が浮游し始めた。
 ブグゥゥ。……ググゥゥ。
 連続して音が響く。
 尚代の力む息づかいと共に、間欠的に濁った水が吹き出てくる。
 しだいに、湯の色が茶褐色に変わっていく。その中で尚代が苦しげな顔で力んでいた。

 ひととおり、便意が納まったのか、緊張が解け、汚水の中で尚代はガックリとうなだれていた。
 男は、湯船の栓を抜いて湯を捨てていく。
 茶色の水が引いて、尚代の白い身体が現れてきた。
 湯が抜けると、再び湯を張った。
 嫌がる尚代に、このあと、ホースによる浣腸を二度行った。
 さすがに、最後は湯がほとんど透明のままで、尚代の腸の中が綺麗になったことが二人にはよくわかった。


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