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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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ドーナツ屋-3


「ほんっと、凶器だよ。
その手じゃー
料理出来ないだろって感じ。」

「ぇーー? 
ふふっ、、
でも、綺麗だよね。
   知可子のネイル。」

「そーかなー?」

「うん。
いつも、、 私、 思うよ。
 ジェル ネイル って
    言うん だっけ、 ? 」

「、、、、。」

ちづるは
話ながら絆創膏をつけようと
するが、動きがもたついている。
左利きの為、右手での作業が
難しい。
その上、ちづるも酔っていた。

それを見かねて健が言う。

「、、。 貸して、」

「 ぇ? ぁ、、」

健はちづるから絆創膏を取ると
テープ部分をはがして
ちづるの親指の、血が出ている箇所に
つけてあげた。

「ぁ、、。 ありがとう。」

「いーえー。
常盤さんも酔ってるでしょ?」

「ふふっ、、 うん、かなり。
 、、 健くんて 」

「 ?」

「そんなに髪の毛の色、
明るかったっけ?」

「え? 
 ぁーー、、。
  最近、染めたかもー。」

「だよね?
 前は黒かったよね?」

「そーそー。 
前、、? 
 あ。
 タクミんちの前で会った時すか?」

「っ、へ !? 
  ぁ、、っ 〜うん。」

「 、、、。」

 分かりやすく

    動揺したなぁ


「ぁ、、 お隣の、あの子 ね。
 お友達 なんだよね?」

 なんか

   変な汗 出ちゃいそ、、


「、、。そーなんすよー。
   お友達ーー。」

健はそう言いながら
自分もベッドに座った。

「 、っ そっか。」

「、、、。
そーいやー、
 こないだ学校でタクミがー」

「 ぇっ? うん。」


 学校の タクミ君?

 
  知りたいかも 


「物理の授業? だったかな。
タクミを見たらウトウトしててー。」

「うん。」

「俺、席がタクミより後ろだから
眺めてたの。
眠そうだなーと思って。
  そしたら、、、」

「 うん。」

「ガクッ!って、、
こう、頭が落ちて、
右手に持ってたペンの先に
  額をぶつけてた。
 ちょーー 痛そうで。
  笑えた。  」

「、 、 、、ふふっ ふ 」

 なんか 意外

  私も見てみたいなぁ 


「、 、 、、。」


 やっぱり 

 姉ちゃんから聞いてた
  常盤さんと

 印象違うかも

  こっちが タクミの

 『ちづちゃん』 か 


「ふふふ、、っ 本当に? 
  そんなイメージないなぁ。」

「 え? 
 ぁーー、会ったりします?」

「 ぇっ !?」

「隣ならタクミと。
そういや、、。
姉ちゃん常盤さんにワイン渡すの
タクミに頼んでたよーな、、。」

「 〜っ、ぁ、、
 もらったっけ?
ぁ っ もらった!
 挨拶、、したりするから 〜っ 
  話したり、たまに するの!」


「へーー、、、。」

  うっ わーー 

 この人 


   嘘下手なのか ?

  なんか 色々

    出てる。

 確か、、タクミ言ってたな
 
 『ちづちゃん すぐ泣くから』

 、 、 、、やべ。


 ちょっと
      ウケる


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