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離夫人
【熟女/人妻 官能小説】

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疑心-1

私が主人の浮気を疑い興信所に依頼したとしたらどうするだろうか?
証拠の写真は主人につきつける?
今回のように相手に送りつけ分かれるように仕向ける?

自分なら後者を選ぶと思った

飯塚からはその後も色々と言われた

見合いして数ヶ月で結婚、自分では充分に相手のことをわかったつもりだった

「男は簡単に本性は見せない」
「嫉妬深いところがあるんじゃないか」

そう言われればそんな気もする、そもそも誰が何のために撮ったのか?
飯塚に送って得するのは?
考えれば考えるほど主人のかをが浮かんだ

(あなた、違うわよね)

帰宅する時間が迫っていた

「楽しみな週末になるぞ」
「悪知恵が働くわね、それをこうやって観察するなんて」
浩二は彩香とモニターに映される田辺家の様子を見ていた

地元の名産品などを土産に田辺順一が帰宅した、笑顔で出迎える様子も、食事の様子も全てが丸見えだ

楽しそうに話をする順一に笑顔で相槌を打つ涼子、表面上はごく普通の新婚家庭だ

「ちゃんと食事とか出来てる?」
「大丈夫だよ」
「外食ばかりじゃないの?」
「仕事の方も慣れたら自分でも作るよ」
「呑んでばかりじゃないの?」
「心配?」
「何が?」
明らかに涼子は動揺していた
「浮気」
「もう心配しなきゃいけない?」
「まだ大丈夫だよ」
(男の人が自分から浮気の話題をするなんて)
涼子は自分のした行為がばれているのじゃないかと狼狽した
順一に話しかけられるたびにドキッとする
気が休まらない
営みの最中でさえ怯えていた
自分の快感を正直に出すと何か疑われるんじゃないかと思ってしまう
週末に交わったのは1回だった
月曜日に順一を送り出すとドット疲れが出た
とりあえずソファーに横になった
(疲れた)

浩二も当然その様子を見ていた




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