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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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フレア ヨガ教室-6

 ヨガ教室事務所内には他に6人の女性が働いていた。
 「いらっしゃいませ〜」
 「こんにちは〜」
みんな明るくこれまた粒揃いだ。みんな可愛い。笑顔に骨を抜かれそうになる。浮かれて鼻の下を伸ばしっきりの中野を後目に、篠田は何気なく探りを入れる。
 「綺麗な事務所ですが、思ったより質素なんですね。僕はてっきりもっと豪華なものだと思いました。フレアだし。ほら、宗教団体って何だかんだで金を集めて裕福じゃないですか?」
怒らせてもいい、そう思いながら失礼に当たる事を口にして様子を見る。しかし広沢涼子はにこやかな笑顔を崩さずに穏やかに答えた。
 「一般的にはお布施とかの名目で信者から多くの金品を巻き上げるのが宗教団体と言うイメージですよね?確かにノウム原理教の時はそうでした。ノウムだけでなく他の宗教団体もそうだったと思います。今でもそう言う所はあるかも知れません。でもフレアはそんなノウム原理教の悪しき体質を反省し健全な宗教団体に生まれ変わろうとして引き継がれた宗教団体です。入信された信者様のご家族から安心してフレアになら預けられる、そう思って頂ける宗教団体を目指しております。こうして堂々とフレアの看板を出して事務所を構えて何の批判も反対運動も起こらないのは、その姿勢を近隣住民の方々に理解して頂けた賜物だと自負しております。ですから私共は入信される際に金品は一切お受けしておりません。ただヨガ教室に限っては運営するに当たり経費がか借りますので、入会料と月謝はいただいております。それは他のヨガ教室でもスポーツジムでも同じだと認識しております。ですからこのフレア支部がここで活動出来るのはヨガ教室の利益のみのおかげなんです。それでもギリギリですので事務所を豪華にするまでお金が回らないんです。事務所にお金を回すならヨガ教室の方に使った方がみなさまに喜んでいただけますので。」
もっともな話であった。確かにフレアになってからお布施の問題が騒がれた事はない。涼子の言葉に不自然な点は全くなかった。
 「なる程。失礼しました。僕の固定概念が間違ってましたね。スミマセン。」
涼子は更に素敵な笑顔を見せる。
 「い〜え〜、そう思われても仕方がない事件を前身のノウムはしてきた訳ですから。でもご理解いただけて嬉しいです。ありがとうございます。」
 「い、いえ…」
涼子の笑顔が素敵すぎてまともに見れない篠田は早くも涼子に胸をときめかせていたのであった。


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