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中年探偵銀次
【推理 推理小説】

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中年探偵銀次〜弟子入り志願者@〜-3

メールの内容を見た晃は全く意味がわからなかった。暗号に答が書いてあるのはわかるがどうやってそれを解くのかがわからない。

「難しいな…あと1時間で解けるのか、いや移動もあるから、30分か…」

そんな独り言を呟きながら画面を見つめていた。

(暗号の意味がわからない…『・』の意味がわからないと…これがわかれば…)




すでに15分くらい立っただろうか、今だに暗号の糸口すら解けず晃は頭を抱えていた。晃はこのままでは解けないと悩んでいるときにメールがきた。晃はこんな時に一体何なんだ…と携帯を開くと銀次からのメールが来ていた。
晃は慌てて内容を見た。

題名
わかったか?

本文
もう場所はわかったか?もしわかっていない場合のために最後のヒントだ。
その1
何故おれがメールで送ったか?
その2
3つの場所の共通点だ。共通といっても喫茶店でわないからな。よく見てみろ。
以上だ。もう簡単だろ?待っている。




メールを見た晃は内容を見ながら考えた。

(何故メールで送ったか…もしかして携帯に答えがあるのか…3つの共通…喫茶店以外に…名前?)

これだけのヒントがあればと晃は頭をフル回転させていた。しかし肝心な『・』の意味がわからない。
(共通点は名前以外に考えられない…名前で共通しているのといえばあれくらいだ。それがわかればと思ったが、あと一息がわからない。

ふと、時計に目をやると既に25分が経過していた。移動を考えると残り5分。晃は余計に焦ってしまう。

(焦るな…銀次さんならいかなるときも落ち着いている…俺も落ち着くんだ)

そう心の中で思いながら、晃は深呼吸をした。
そのときである、携帯を持つ手に何かを感じたのだ。

「何だ、特に携帯に以上は…」

自分の指が触れていた部分をよく確かめてみると、あったのだ。『・』が。携帯の中に。

「わかったぞ。そうか…これは確かに見えるけど気付きにくい…」

そういいながら、晃は急いで暗号を解いていく。


「よしわかったぞ!まだまに合う!」



そういって晃は電車に飛び乗った。


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