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中年探偵銀次
【推理 推理小説】

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中年探偵銀次〜割れた窓〜-1

問題編
「すいません、こちらが現場です。」
と言われ、私は現場に案内された。
昔に警察で働いたためか私は、こうした事件に呼ばれることが多い。
今日もそれで呼ばれたのだが、現場に案内され私はため息をついた。
被害者は男。死因は刃物で胸をさされたことによる物だという。第一発見者は妻。買い物から帰ってきたときに発見したという。
もう、殆ど謎が解けているのでといってもこれは謎というレベルじゃないな。トリックにすらならない。
まぁ、最後の詰めとして確認するか。
「きみ、あの割れてる窓ガラスについて教えてくれないか。」
「はい。あれは犯人が進入する際に割ったものかと。そのため外部からの犯行かと」
私はその言葉を聞き、
「きみ、そんなんじゃあ、事件は解決出来んよ。」
私は、窓の前にたち外に散らばるガラスを見ながら答えた。

回答編
「どういうことですか?」
「まだわからないのかね。ガラスの破片の飛び散り方を見てみたまえ。部屋には散らばらず、外に散らばっているだろ。これが意味する物は、これは進入するために割ったのではない。そう、中から割ったんだよ。」

「どうゆうことですか?」
「だからだな、簡単にいうと外からの進入に見せかけたのさ。そう、犯人は奥さんだよ。考えるまでもなくね。」

終幕編
今日の事件は単純過ぎたな…今日はのんびりしたかったのだが…仕方ない。遅くなったが、今からのんびりするか…ともった矢先に電話が鳴り響いた。また、事件か…


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