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催眠権売買
【SF 官能小説】

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さいみんのないじかん-1

「おーい、大丈夫ですか? 寝てるのかな?」と鳥飼くんの声が聞こえる。
あれ?立ちながら寝てた。
「あ、朝食すぐ出すからね」とお母さん
「鳥飼さんおはようっす」美久が手を上げる。
「おはよう美久ちゃん」
ガキのくせに色気ずきやがって、人の彼氏に色目を使うなよ
「ほんと美久は鳥飼くんのこと好きね」
「うん、大好き、昨日のお風呂も楽しかったよね」と歯を見せて笑っている。
「へぇ〜風呂嫌いの美久が楽しいなんて意外ね」
「うん、すごいんだよ風呂桶の中にホースが出てきて、おいしいお茶が出てくるから飲んでもいいっていうから口つけたら暖かくておいしいお茶がたくさん出てきておどろいちゃった、私水泳得意だけどお湯の中で飲んでいると息が続かなくてさぁ、ちょっとヤバかったんだよね〜」と鳥飼くんを見る。
「美久ちゃんそれは言わないでって言ったのに」
お湯の中にホース?手品かな?
「それとね、お尻にチョコレートがついてるって言って……」「美久ちゃん!」鳥飼くんが制止する。
「えーおいしい話なのになぁ〜」残念そう
「そうなの、楽しかったんだ」
「うん、今度おねえちゃんにもしてあげてよ」
「ははは、分かった分かった、それまでは秘密にしておこうな」
「うん、そうする」
みんな楽しく朝食を食べた。
「朝食後はいつもどうしてたっけ?」と鳥飼くんが聞いてくる。
「いつもは私が先に出て、間を開けてから鳥飼くんが出るんだよね」
「そうか、じゃあ先に行ってくれよ」
「分かった」2階からカバンを取って玄関で靴を履く。
鳥飼くんが「若月いってらっしゃいのチュー」といって抱くと
舌を絡ませながらパンツに手を入れてきた。
「そんな所にいたら邪魔だよぉ」と美久が文句を言う
「あんたはまだ時間じゃないでしょ」
「ふん」と通り過ぎようとするので、鳥飼くんが「美久ちゃんおいで」と手招きして二人横に並んだ。
「じゃ先に行くね」と玄関のドアを開けてると、
鳥飼くんの左手が美久のスカートの中に入れているのが見えた。
外に出てドアが閉まるとき、鳥飼くんが美久のパンツを下ろしている姿が見えた。
「ほんとに仲がいい」
前を向いて自転車を走らせる。
毎朝の風景、何もないただ学校との往復につかう日常、
ホームに立ち、満員電車に揺られながら男の体臭にうんざりする。
トンネルに入り自分の顔を見る、結構可愛いと思うのだけど何で彼氏ができないんだろう
世の中間違ってる。まぁそれなりに寄ってくる男はいるけどパッとしないし。
日村先輩みたいな人なら即OKなのになぁ。
ってか日村先輩以外はどうでもいい。
なんで高2にもなって貞操守らなきゃならないんだろう。
私の理想が高すぎるんだな。
などと寂しい女子は心の中で愚痴るのだ。
そうこうしているうちに学校についた。
サエとチーに挨拶する。
会話は昨日のメールから続きで始まる。
サエとチーとユキねえ、それに豊くんと浩二くんの仲良しグループがそろい会話が弾んでいた。
そこに突然「おはよう若月さん」と言ってきたのは、みんなにキモがられてる鳥飼だった。
「……」あまりに唐突すぎてびっくりした。
「ナナ、鳥骸骨に挨拶されてるよ〜」って言われ
「え〜なんで? なんで名指しなの?」と不安になる。
「なんかしたんじゃないの」とユキねえ
「するわけないじゃん、とゆうより接点皆無だし」
「若月、鳥骸骨に好かれてんじゃないの」と浩二くんが半分楽しそうに言ってくる。
「最悪、見て、鳥肌立ってる」と腕を見せると、
「ほんとだ、鳥の呪いかよ〜」と豊くんがしゃれにならない冗談を言った。
「やめてよ〜」
後ろのほうでは「おい鳥骸骨、お前若月が好きなのかよ」といつものいじめっ子が鳥飼にちょっかいを出した。
最悪、私をネタにしないでよ。
そしていつものように鳥飼を隅に立たせ、いじめっ子連中が囲んでひどいことをしだす。
でも今回だけは、私に挨拶などキモいことした罰だと思う。
豊くんは「あいつなんで、わざわざ人を苛立たせることをするんだろうな」と少し心配していた。やさしい男だね。
授業が始まり、休み時間、隅では私をネタに鳥飼を苛めてる。
今日はそのネタでつきそうだ、私を絡めないでほしい。
次の休み時間に目の周りを赤くした鳥飼が私の所に来た。浩二くんや豊くんがいない時にだ。
サエが気づいて「なに?なんの用?」と聞く、私はチラッとしか見れない。
歩き方も気持ち悪いのだ。
「若月さん挨拶してすみません」と頭を下げた。
「土下座すんだろ」といじめっ子の土屋が声を上げる。
ユキねえが「土屋いいかげんにしなよ、ナナをネタにするな、いい迷惑だよ」
ユキねえ強い
「俺じゃねーよ、本人が誤りたいといったんだよ」
「あんたが言わせたんでしょ」
「あんだとブス!」「なにいってのよデブ!」「てめぇこのアマ」
やばいユキねえに飛び火した。
そこに「おい、何やってんだよ」とタイミングよく豊くんと浩二くんが入ってきた。
土屋と睨んでいたが、土屋達は鳥飼のせいにして席に戻った。
「大丈夫かユキねえ」「うん、大丈夫ありがとう」
「こういうときは電話しろよ」
なんて頼りがいのある男達だ。


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