投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

調教学園物語
【調教 官能小説】

調教学園物語の最初へ 調教学園物語 103 調教学園物語 105 調教学園物語の最後へ

〜 金曜日・散歩 〜-3

 『カーペット・ウォーク』の要領で、私は足を大きく持ち上げる。 爪先を伸ばし、水平よりも高く太股を反らしたところで膝をまげ、グイッと真横を通るように足を回す。 足の付け根に連動して腰を捻っているので、真後ろから真横まで、パックリと足の付け根でひらいた膣が見えてしまっているだろう。 足を床につけるときは、そっと爪先だけをつける。右脚をかすかに交差させ、左足のななめ左に。 続いて右手をそっと床から離し、肩幅以内に納めたまま、静かに、小さく左手のななめ前にもってゆく。 そうしておいて左足だ。 右足の下からめいいっぱい大きく後ろにつっぱり、伸ばしきったまま高く掲げる。 そうしてグイッと真左を通るように、膝を折って足を回す。 さっきまで右を向いていた腰とお尻が、クイッと180度向きを変える。 右横から左横へ、私の膣は閉じることを忘れたように、ピンク色の内臓を外気に晒すのだ。 

 ずっと恥ずかしい恰好で後ろの人たちに股間を晒し続けるうちに、恥部を露出することの抵抗は薄れてしまった。 そもそも私は28番の膣、肛門をずっと見ているわけで、お互い様だ。 27番は26番の膣を鼻先に感じ続けている。 クラスの誰もがお互い様だ。

 自分で自分の全てを晒し、しかもヒト以下の立場に甘んじて、それでもみんなで呼吸を合わせる。 モンロー・ウォークが屈辱的なのは間違いない。 でも、それがどうだというんだろう。 こうやってみんなで歩調を合わせ、恥ずかしい行為を共有して、そうするうちは2号教官の鞭も飛んでこない。 汚物や激痛と疎遠になれる。 みんなそれを願っているのか、動きが揃うまでの時間はどんどん短くなっていた。

「スロウ」

「「ワン!!」」

 教官の新たな指示に、一斉に犬を呈して返答する。 持ち上げた足をその場で保ち、ゆっくり、ゆっくりと腰をひねる。 絶え間なく動かし続けた太股の筋肉は痺れ、乳酸がたまった脛は疲労でぷるぷる震える。 それでも私達は足でもって股間を広げ、隠すべき部分を衆目に晒す。

「ステイ」

「「ワン!!」」

 足が一番高くあがった、一番苦しい瞬間。 それでも躊躇なく返答し、崩れることなく足をあげる。 最初に崩れた生徒のお尻を真紅に染めるべく、教官は鞭を構えている。

「ふ……ん……ッ」

「くぅぅ……!」

 息を殺して力む。 私を含め、口をまっすぐに結び、奥歯をグッと噛みしめる。
 命令、鞭、躾、歩行。 絶えることない緊張の連続で朦朧となる中、私達は誰も重力に負けて足を下ろさないし、バランスを崩すこともない。

 全員が動きを止め、高々と股間の持ち物を晒してから1分ほど経っただろうか。

「スロウ」

「「ワン!!」」

 詰めた息を吐きながら、それでもここで倒れては甲斐がないわけで、ゆっくり慎重に足を回し、私たちは一斉に四足を縦一列に揃えた。 それをみた教官の首が微かに揺れる。 犬として振舞うことに必死で、はっきりとは分からなかったけれど、私には小さく頷いたようにみえた。

 それから5分後、2限終了のチャイムがなる時までの間。
 モンロー・ウォークを続ける私達Cグループ2組の教室には、一度も鞭は響かなかった。


調教学園物語の最初へ 調教学園物語 103 調教学園物語 105 調教学園物語の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前