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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 金曜日・家畜 〜-3

 まず『お座り』を教えられた。 第2姿勢のまま上半身を倒し、膝がしらを開く。 2つの足の間の机に両手をぴったりつける。 手首を返さなくては掌をつけることが出来ず、バランスが崩れると手首が軋む。 そのまま上目遣いに次の命令を待つことになる。 

 『お手』と命じられた時は、『おすわり』の体勢から、右手を軽く握って、招き猫のように胸の前にもってゆく。 それだけの動作なのに細かい指定があった。 腋は開いて、肘はやや外側に向けて中途半端に開く。 高さは手の甲と乳首を揃えなければいけなかった。 痛みもないし余裕はあるが、案外腕の筋肉がつかれる動作だ。 なお、これは『お手』に限ったことではないが、次の命令があるまでは勝手に動いてはいけない。 

 『おかわり』の号令で、反対の左手で『お手』をする。 右手を机につけるとき、どうしても躰が揺れてしまう。 乳首の高さに揃えようと気が急いて、乳房を左手で払ってしまった。 ミルクタンクはたわんで揺れ、乳首は固く勃起していた。

 『お座り』、『お手』、『おかわり』を何度も繰り返した。 全員がピタリと揃うまで、手を上げて、また下げた。 動作の細部が気に入らない場合、教官の『ゴムパンチ』が肌を打つ。 初日は信じられないくらい痛かったゴムパンチだ。 私も一度、バランスを崩して肌に赤いシミをつけられた。 奥歯を噛みしめて必死に叫びを堪えたが、涙が溢れることは抑えられなかった。

 『チンチン』は両手を机から離す分、ぐっと難しくなる。 両手を一度に乳首の高さまで掲げ、第2姿勢に曲げた足をゆっくり伸ばして中腰をとる。 第2姿勢を蹲踞とすれば、これから四股(しこ)を踏もうかという腰の具合だ。 長時間屈まされているので、急に伸ばせといわれると、どうしても彼方此方がよろめいてしまい、みっともない姿になる。 立つわけでもなく、しゃがむわけでもなく、こういう中途半端な方がジッとする分にはキツイ。 
 その上で、私は上半身を上下に揺する。 教官が合図を出すまで自分の乳房を揺すらなくてはいけない。 しかも小刻みではなく、ミルクタンクが波うつくらい、大きくだ。 揺らす方向も上下に限定されていて、つい左右に身体がぶれて乳首が円を描こうものなら、容赦なくゴムパンチが乳首に飛んだ。

 全員が『チンチン』に合格するまで、私たちは乳房を揺すり続けた。 10分近く延々と揺すり続けたので、終いには乳房の根本がパンパンに張って、つつけば千切れそうなくらい辛かった。

 次は机から床に降ろされ、別の動作を躾けられた。

 『伏せ』は地面に這いつくばる、犬として最も大切な服従の体勢らしい。 両手を揃えて床につき、お腹、股間も床につける。 足は外に開き、股の内側も床にピッタリつけなければならない。 足首も同様で、足の裏は身体の外側に、側面を床につける。 その上で首だけたてて教官を見上げ、次の指示をまつという寸法だ。 土下座とは違うこの姿勢は、如いていえば『床にへばりついた蛙』だろうか。 間違えて第6姿勢をとったクラスメイトがおり、机間巡視する教官に『汚いケツマンコをみせるな』と叱られて肛門にゴムパンチを貰い、『ギャッ』と獣じみた悲鳴をあがった。

 『おまわり』という教官の号令に続き、両手を床につき、腰と尻をあげた四つ足になる。 膝はついてはならず、馬跳びの馬のような、中途半端に腰を反らせた状態だ。 そのままその場でヨタヨタと方向を変え、くるり、くる、くるりと3回回転する。 私は廻り終えてから顔をあげ、下から上に教官を凝視し、視線があうなり『ワン!』と全力で吠えた。
 一連の動作が『おまわり』だ。 幼年学校時代に友人に『3回まわってワンといえ』とからかったことがあった。 実際にそんなことをする友達はいなかったが、因果はめぐり、私自身が懸命に声をあげている。

 最後に『ころん』を躾けられた。 教官が黙って手を左右に大きく振るのが合図で、振った方向にコロリと転がり、仰向けになる。 脇は締め、手は縮めて胸の前に揃る。 足は閉じ、膝小僧と肘がくっつき、さらにお腹につくくらい身体を縮こまらせる。 教官が右に手を振れば、右に一回転してお腹を見せる。 左に振れば、左に一回転。 見えない糸で繋がれてでもいるかのように、私たちは教官の手の動きに合わせ、コロコロ、コロンと転がった。

 1限が終わるまでの間。 私たちは『舌』を伸ばし、浅い息を連続するドギースタイルを命じられた。 犬が『ハッハッ』と呼吸する、あの調子だ。 無理に舌を伸ばし、屈辱的な息遣いを強いられ、躾けられた動作を何度も繰り返した。

 確かに激痛や嘔吐がない分、肉体的、精神的に余裕はあった。 だから、余計な鞭を貰わないことだけ考えて、教官の言う通りにしようと思い、前向きに『犬』に取り組めた気がする。
 それでも胸が痛かった。 きっと、教官の命じるままに自分を動物に貶めなければならない現実を、私は受け入れたつもりになっているだけだ。 本当の意味で受け入れるには、全く別の自分に変わらなければならないと思うし、そんな風に割り切れる理性なんてどこにも存在しないと思います。


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