真純女王様-3
「東京は初めてかな?こんなところを一人で」
「はい。気晴らしで。何処楽しいバーでもあれば」
「バーね。開くまでかなり時間があるから僕の部屋でも来る?面白いペットに合わせるから。それからいくつか質問しても良い?」
「質問ですか。良いですよ」
「貴女は大女優です。二階から階段を降りるとスキャンダルを聞き付けた報道陣がいました。その時のマイクの数は幾つですか?」
「三本です」
「その時の報道陣の姿を動物に例えるとなんですか?」
「虎か蜂です」
「分かりました。初めの質問は痴女度ですよ。貴女は少しMがある人です。次の質問は奴隷度。貴女は奴隷にも女王様にも慣れる素質があるみたいですよ。当たっていますか」
久美は、何も言わずに首を縦に振った。安西が久美への質問が終わる頃、赤いワンピースに赤いハイヒールを履き、黒網タイツを纏った女性が安西の横に座った。
「何処の小猫ちゃん?頼まれ者?」
「違うよ。さっき知り合ったばっかり、これからの相談にのっていたの」
「気をつけてね。この叔父貴は縄師なの。それもかなり業界では有名人。毒牙の餌食に成らないでね。叔父貴、真子の調教はどうなった?」
「完全に女犬になったよ。しかも、穴屡は絶品に仕上げた。今から引取に来るか?」
「もちろんよ。今日は女王日ですよ。楽しみだわ。真子は今日の生贄にするの。レズにはウケルと思うわ」
「生贄にね。楽しそうだけど僕は行けないから遠慮するよ」
「大丈夫よ。小猫ちゃんと一緒なら。小猫ちゃんも行きましょう。社会勉強になるから」
「聞いても良いですか?貴女の職業はなんですか?それと女王日って」
「全くの素人さんみたいね。わかったわ。教えてあげる。私はSMクラブのママで女王様。名前は花梨。今日はM男M女と女王様との交流活動の日ですよ。貴女は興味ありますか?」
「え。SMですか?興味はありますがどうするかはわかりません」
「どうだろう。今日はママのお店で楽しむのは。ただし、ママの手伝いしてSMを感じて下さいね。私は行けないけど気晴らしにはなるよ」
「貴女さえよければ、手伝いをお願いしたいわ。最初から嫌がる事はしないし、まずはお客様の案内くらいですよ」
「とりあえず行ったら面白いかも知れません」
「そうですね。気晴らしに行きます」
「よかったわ。少しでもお役に立て。それと真子はもらって行きますよ。調教済みなら尚更楽しみ」
喫茶店を出ると、黒塗りのベンツで後部座席には黒フィルムが貼られ外側からは内部は見られない様になっていた。20分くらい車を走らせ地下駐車場に車を止めた。
安西は、真子をレインコートに身を包まれ抱きかかえる様に連れて来られた。後部座席の久美の横に無造作に投げ入れられた。そのはだけたレインコートの下には体中に色鮮やかなペイントが施されてあった。
「ママ。真子どう?」
「今日は子猫みたい。けど、ヒョウ柄のペイントに尻尾も付いているし、レズのお友達にもてるわよ」
花梨ママは、真子の出来映えに満足していた。
安西は花梨ママのお店に車を横付けすると、花梨ママ、真子と久美を下ろして立ち去った。
花梨ママは、お店に入り準備を始め、真子をレズ専用のボックス席に連れて行きテーブルの上に座らせた。
久美は、花梨ママから指定された赤い衣装とスケスケのTバックパンティを渡され着替える様に言われ着替えた。
胸が菱形に切り取られ背中はほとんど隠す布が無いドレスはルパンの峰不二子を意識した衣装であった。しかも、スカートの長さは短くパンティが透けて見えた。
久美は、言葉と裏腹に体の奥が火照り知らず知らずに大量の恥汁が染み出しすでにパンティはぐしょぐしょに濡らしていた。