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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 火曜日・固形 〜-4

 学園に入学した以上、少女たちは学園生活を通じ、トータルで何百キロという異物を口にする。 既に初日、便の欠片も口にしている。 これから『ご挨拶』を反芻し、よおく味わうことも、長い学園生活を俯瞰すれば大したことではない。 といっても、何事も最初は抵抗があるもので、ただ呑み込むのではなく味わうのだから、躊躇う気持ちはよくわかる。 
 しかし、教官が下した指示を吟味するような権利など、生徒に有ろう筈がない。 ただ生徒に許された行為は、教官の指示に従うのみ。 私は生徒の前を横切りつつ、30番の顎を爪先でつついた。 30番なら、この程度の合図で私の意図は十分に伝わるだろう。 すなわち、まずお前が食べろ、ということだ。 一晩中汚物を貪っていた彼女である。 食べること自体の抵抗はとっくに失っている。 いま彼女が戸惑っているのは、単に他の誰も動きださないからだ。 最初に動く恐怖で固まっているだけだ。

 30番は私と目が合うと、怯えきった顔で慌てて何度も頷いた。 そして、かぱっと口を大きく拡げると、真上から、あんぐと排泄物にかぶりつく。 もともと小さい塊だったので、すべて彼女の口に収まった。 唇を茶色い液体で濡らしながら、むちゃむちゃと牛のように顎を動かす30番。 咀嚼しながら私を見上げる怯えた瞳は『これでいいですか?』と問うている。 

 それでいい。 しかし一々答えるのは学園の流儀ではない。 答えがないことも答えの1つ。 咎めないということは、十分な及第を意味するもの。 私は30番の視線を無視し、他の面々の鼻先を通り過ぎてから、カツンとヒールで床を鳴らした。 生徒たちは一様に顔を見合わせ、ただ一人黙々と顎を動かす30番に気づく。 いつまでも動こうとしない連中も、ここまでしてようやく食べている30番に倣い、おずおずと唇を開いた。 

 一度誰かがやってのければ、他は後に続くしかない。 量の多寡こそ違えど、みんな自分の『ご挨拶』を口に含む。 赤信号、みんなで渡ればなんとやら。 30番が行為の汚らしさに反して平然とモグモグしているせいか、私が『そこまで』というまでの約2分間、誰一人吐きださずに自便を味わった。 延々と口に含むより、数分程度で十分だ。 口腔はもちろん鼻腔まで腐敗した肉の蒸気で満ち、滲みだした唾液が喉に通るたびにアミノ酸成分を失った繊維が喉に絡みつくわけで、便を食べる醍醐味は実感できただろう。 この後しばらくの間、吐息自体が芳香を伴い、唾を飲む都度味蕾(みらい)がもだえることになる。

 『呑め』の号令一過、顔を上げて喉をならす35人。 十分に唾液でこなれた『ご挨拶』が食道を通って胃に流れつく。 『口を開けろ』と命じれば、空っぽになった口を広げ、舌をもたげ、一片あまさず呑み込んだことをアピールする。 試しに22番の顎を摘まんで覗き込むと、腐臭が溢れていたものの、茶色い塊は見当たらなかった。 

 私は生徒たちにここで第6姿勢をとかせ、膝を揃えて正座させた。 誰もが唇であったり鼻先であったり、どこかを『ご挨拶』で汚している。 私の指示に正確に従ったなら、外面は上品さを保ちながら食せたはずなのだが、貪ってしまうとこの体たらくだ。 これからしばらく排泄が続くというのに、汚らしい欠片にまみれた顔を見せられてはたまらない。 
 先ほどのペア同士向かい合あわせ、舌を伸ばすよう命じる。 お互い、自分の汚物に汚れた舌ではあるが、見た目はいつもと変わらない。 舌の根本は知らないが、少なくとも口から出ている部分の舌は、どれも赤らんだ愛らしい色だ。 
 2分間と時間を区切り、お互いの汚れを舌で拭うよう指示する。 変に遠慮して汚れが残っていた場合は、もう一度『ご挨拶』を味わうところからやり直すと告げた。 と、今度は現金なもので誰も遠慮するペアがない。 口、唇、鼻、頬、果ては顎から瞼まで、むさぼるように舌を這わせる。 中にはお互いの口を開き、歯茎、喉、口腔内まで舌を送っては穿(ほじ)り絡めるペアもある。 きっちり2分後に改めて正面を向かせたところ、唾液で艶めいている以外、外見は清潔さを取り戻していた。 全員を合格として問題はない。

 そろそろ私の嗅覚も麻痺してきた。 つまり、汚臭に慣れ、さほど不快な思いをせずに呼吸ができるようになってきた。 この辺りの順応は、つくづく人体の妙だと思う。 痛みにしろ、匂いにしろ、感触にしろ、何にしろ。 次第に感覚は適応し、自分がいる状態を当たり前と見做すようになる。
 生徒たちは私より遥かに汚物嗜好の経験が少ないだろうけれど、匂いや味の発生源を相対しつづけたわけだ。 そろそろ、完全とはいかないまでも、それなりに慣れてくる頃合いだ。 自分の『ご挨拶』とはいえ糞便を味わうという壁を越えたのだから、この時間内に次のステップまで進めるだろう。 生徒の脇に控える茶色い箱には、まだ未使用のガラス器具が残っている。


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