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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 火曜日・浣躾 〜-1

〜 火曜日 ・ 浣躾 〜



 
 漂うアンモニアと腐敗臭の中で、表向きは平静を保つ私と、一目見ただけでは糞尿塗れとはわからない少女達の列。 嗅細胞の閾値が低下する一方、嫌悪感は増すばかりだ。 もとから汚いものが好きな人がいるわけがない。 スカトロジーとは、肉体と精神の両面において、他人を貶めて喜ぶ嗜虐の極致だ。 私の嗜好とは根本的に相容れない。 それでも学園の其処彼処(そこかしこ)でスカトロジーと遭遇する以上、私の生徒たちは避けて通るなんて出来やしない。
 教官になる以前は、私もどっぷり汚物に浸らされてきた。 その度に鎌首をもたげる自尊心を懸命に抑え、自分は排泄物以下の存在だと言い聞かせ、汚されるままに過ごしてきたし、時には自分から汚してきた。 そんな思い出の欠片がチラつくせいで、茶色くなる少女たちも、汚している自分も最低だとしか思えない。 

 ただし。
 そうする理由も、そうしなければならない現実も、私なりに得心している。 
 全ては学園を乗り越えるためだ。 それ以上でも以下でもない。

 号令は省略。 一通り30番で見本を見せた後、『ご挨拶』を食した生徒達に指示をだして、終わったらしばらく講義室を出ようと思う。 これ以上他人の糞便の香りには耐えられない。 自分のものであればまだ耐えられるが、他人だとこうも嫌悪感が増すあたり、ヒトの生態は不思議だと思う。 私が去ったあとの生徒達の様子は、別室からモニターで確認すればいいだけの話だ。 というわけで、指示にうつる。 指示の内容はというと、6限が始まるまでの15分間、3種類の浣腸を済ませておくこと。

 1つ目はオーソドックスなイチジク浣腸。 30番以外の生徒は、まだまだ腸の奥に内容物が詰まっている。 第3姿勢から前傾し、お尻は気持ち後ろにつきだし、背筋は床と水平に保つ。 そこでグリセリン溶液がつまったプラスチック容器をほぐれた肛門に挿し、中身を一息に直腸へ送る。 容器を抜くと同時に親指で肛門を抑え、30秒間姿勢を保持させれば、後は適宜排泄していい。 浣腸直後からグリセリンの刺激で腸が蠕動(ぜんどう)を始めるため、たいていは1分以内に内容物を吐きだすのだが、それではトレーニングにならないので、最低3分我慢させることにしている。 排泄姿勢にしても、プールサイドを汚してしまうと洗浄に手間がかかるので、プールサイドぎりぎりに踏ん張り、お尻をめいいっぱいプールに出しての排泄だ。 垂れた液状の排泄物が股間を伝わることも無いように、両手で肛門の皺がなくなるまで開帳し、全力できばって噴出することも忘れてはいけない。 

 本来は排泄時に『臭い匂いと汚い音がしますことをお許しください』というように許可を求め、教員の了解を得てから排泄が可能になるのだが、今回はペアを組んで排泄するため、挨拶は『○○番、排泄します』と宣言するだけで可とした。 30番は補習の経験が生きたのか知らないが『30番、ウンチします!』と高らかに宣言するなり、見事な勢いでリノリウム張りのプールに薄っすらと茶色がかった液体をまき散らした。

 2つ目はイルリガートルを用いた温泉浣腸。 便の大方は既になくなっていたとしても、襞の隙間にこびりついた残便は中々とれるものではない。 なので、浣腸に精度を求めるならば、大量の薬液注入による洗浄がかかせないのだ。 それぞれの生徒用に、生理食塩水にヨネムラ工業製純正酢酸を加え、2リットルの浣腸液を調整しておいた。 第2姿勢で腰を浮かせた排便側の肛門にイルリガートルの先端を繋いだところで、浣腸側は第1姿勢で隣に立つ。 2リットルの浣腸液を加えたイルリガートルの貯液タンクを股間にもってゆき、こぼさないよう注意して尿を加えれば、体温に近づいた温泉浣腸が出来上がる。 後はサイホンの原理を応用し、排泄側の腸よりも高い場所に貯液タンクを保ち続ければ、平均すると5分ほどで、浣腸液が腸内を充たすことになる。

 薬液の最後の一滴が菊色の蕾に吸い込まれてから3分間。 排泄側は妊婦さながら膨らんだお腹を支えつつ、スクワット運動を繰り返す。 目的がこびりついた滓の洗浄にあるため、身体を動かして腸の皺を伸ばし、浣腸液を大腸全体にいきわたらせるためだ。 グリセリンと違って排泄欲求を増す刺激はないとはいえ、パンパンに張ったお腹はキュルキュルと悲鳴をあげる。 そんな中タプタプと腹を波打たせて運動する3分間は、浣腸中の数分を耐えきった少女達にとって、気が遠くなるような長い時間だ。



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