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〈熟肉の汁〉
【鬼畜 官能小説】

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〈消えない烙印〉-6

『もう来たのか?やっぱりア〇ルだけじゃ満足出来なくて、一晩中悶々としてたんだな?』

「……は?着替えるのが面倒なだけよ……」


軽口を叩くも、恭子には抗いの色は見えない。
それにナイフを潜ませるハンドバッグの類いも、手には持っていない。


やはり、前回の戦いが効いているのだ。


いくら殺傷力のある凶器を持とうが、所詮は女の腕力では敵わないのだという事が、あの一件によって恭子の心に刻まれたのだ。

黙って布袋を被らされ、歩みを進めた車内で身体を揺らしている。


『今日集まる奴らは、奥さんのオマ〇コに“おチ〇チン”を入れてくれるかなあ?不安と興奮で胸がドキドキしてるだろ?』

「……ホントに呆れる……頭の中まで腐ってるのね?」

『フフ……その生意気な口が何時まで保つかな?どうせまた五分もすりゃマン汁垂れ流して「恭子もう駄目え!」って悶えるんだろ?』


嘲りに包まれながら、恭子は今日もあの建物に到着した。
布袋は取られず、両脇を男に固められて歩かされていく。


『ほら、今日はこの部屋だぞ?』


連れていかれた部屋の扉を開けると、そこは目がチカチカしそうなくらいに真っ赤な壁紙が貼られており、天井の一面が巨大な鏡となっていた。
広さは普通のラブホテルと変わらないが、部屋の真ん中には、黒革の珍妙な革袋とベルトが散乱した赤い革張りのベッドが置かれ、そして、正面の壁にはやたらと大きな扉が聳えていた。


(こッ…!?……この部屋は…?)


この異様な空間は、恭子は前にも見た事があった……肛門を調教してきた、あの醜いオヤジ達の居た部屋だ……。





『ん?何処に行くんだよ、奥さん?』

「は、離して…ッ…ちょっと嫌ッ!」

『今さら何言ってんだよぉ?やっぱりアパートで姦られたいってのかあ?』


扉が開き、そこからゾロゾロと姿を現した“奴ら”を見るや、恭子は顔を引き攣らせて逃げようとした。

瞳をギラギラさせて笑みを浮かべている目の前の奴らは、あの肛門調教の変態オヤジに勝るとも劣らぬ醜い容姿をした、中年の女性達だったのだ。


『あらあ、想像以上にムチムチした身体してる……』

『フフッ…幼妻みたいな可愛い顔だわねぇ?』

『こ、怖くないから……フヒッ……そんな顔しないで……』


40代後半から50代位の女達は、恭子の美貌に興奮してか声を上擦らせ、早くその柔肌を我が物にしたいとじりじりと近付いてきた。
初めて見る同性からの欲情した視線に、恭子は極めて異質な恐怖を感じずにはいられなかった。




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