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堕ちていく人妻
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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訪問-1

〜第18話〜

翌朝、美香より少し遅れて起きてきた浩二は眠りに落ちた後、ベッドから抜け出した事や絶頂に至らず自分の指で慰めていた事に、気づいた様子もなくいつものように朝食を共にし美香に見送られ出勤していった。

元々一度熟睡してしまうと起きない体質なのだろう。
結婚当初、目覚まし時計の設定時間を間違え起床する2時間前に鳴り響いた時も
美香が先に起きて慌てて目覚ましを止めたが、浩二は何も知らずに眠り続けていた事
があった。

そんな浩二との懐かしい思い出に浸っていると、携帯の着信音が鳴りだした。
斉藤からの着信が美香を現実に引き戻す。美香も斉藤からの着信を待っていたかのようにすぐに電話にでた。
「もしもし・・・」
「よぅ、俺だ」斉藤の自信に満ち溢れた低い声を聞いただけで身体が熱を帯びてくる。
「う、うん・・・」返事をしながら美香は待っていた。「今すぐ来いよ」という言葉を。

「昨夜は・・・旦那に抱かれたか?」
昨夜の事を聞かれすぐには返事出来なかった。
浩二がなんとか指でイカそうと努力し美香は一緒にイこうと肉棒を締め付けた。
お互いの健闘も空しく。結局、美香は満たされない身体を持て余し斉藤を求めていた。

「どうなんだ・・・?」
なかなか答えようとしない美香に重ねて質問する。

違う言葉を期待していた美香だったが、諦めて斉藤の質問に答えた。
「えっ?はい。浩二に・・・抱かれました」
「それで?何かいつもと違ったか・・・?」
浩二との営みについて珍しい程の質問攻めに違和感を覚えながらも、
美香は浩二がいつもより積極的な愛撫をした事と、射精までが早かった事を伝えた。

斉藤が興味を示したのは後者の方だった。
「本当に、いつもより早かったのか?」
質問の意図が掴めずただ聞かれた事に答えるしかなかった。
それよりも早く呼び出される事を待ち望んでいたが、

「はい。中に入ってきて一緒にって思った途端に・・・」
それ以上言葉が続かなかったが、斉藤にはそれで十分だったようだ。
「やはりそうか。俺の思い違いじゃなかったんだな・・・」
そう心で呟くと一人満足したように「わかった。また明日連絡する」と
言うとあっさり電話を切った。

「ちょ・・・」と言いかけた時には通話は終わっていた。
斉藤の真意を掴めず釈然としない心とは裏腹に、「お預け」を喰らってしまった身体は熱くなる一方だった。
「もう、なによ。雅彦様の意地悪・・・」
と、期待はずれの展開に携帯に向かって文句を言うが、それでも再び掛けてこないか、
期待を込めて画面をじっと眺めてしまう。

画面が真っ暗になってようやく諦め携帯を置くと、今度はショーツの中が気になり始め、恐る恐る手を潜り込ませた。
足を少し開き、指で割れ目をなぞると、そこは美香の予想以上に濡れていた。
「どうして・・・声を聞いただけなのに・・・」
そんな不安をよそに一度触れた指は止まらず、秘部の奥へと進んでいく。

斉藤の指を想像し、立ったままいつも責められる場所を重点的に刺激する。
「んぁぁぁん・・・いい・・っ・・・」
ヌチュッ・・・ヌチュッ・・・と卑猥な音と快感に悶える声が部屋に響く

そこへ割って入るように諦めて置いた携帯から着信音が鳴り始めた。
斉藤からだと確信した美香は指を入れたまま相手も確認もせず電話に出た。

「もしもし・・・まさ・・・」
喘ぎ混じりの甘い声は最後まで続かなかった。
「あ、もしもし・・・俺だけど・・・」
聞こえてきたのは斉藤ではなく浩二の声だった。

「う、うん・・・どうかしたの?仕事中に電話なんて・・・」
動かしていた指を止め、慌てて平静を装う。

「あぁ、それより誰か別の相手と間違えたのか?まさ・・・って聞こえた気がしたけど・・・
それに声も何だか違ったぞ?」
浩二にしては珍しく鋭い反応に一瞬言葉が詰まり、必死に言い訳を探した。
「うん。大学の友達のまさみと電話してたんだけど、急に切れちゃって・・・」
と、咄嗟に嘘を付いたが、浩二が不信に思っていないか内心は穏やかでなかった。

「なんだ、そうだったんだ。また掛かってくるかもしれないから手短に話すよ」
全く疑う様子もなく、さらに話を続けた。

「実はさっき人事部長に会って色々話していたら今夜、美香の手料理が食べてみたいって
急に言われて・・・断り切れなかったんだ。いい・・・かな?」
これまで大学時代の友人が家に来る事があっても、あまり上司や同僚を家に連れてくる事がなかった浩二が申し訳なさそうに話す。

それは浩二が家で仕事の話をしたり、誰かを連れてきたりして美香に変な気を遣わせたくないという心配りからだった。

斉藤との裏切り行為や、嘘を付いても何の疑いもせず信じている浩二への罪悪感から
少しでも逃れようと、快く承諾した。
「いいに決まってるでしょ。あっ、和食か洋食どっちが好みかな?」

「ありがとう。そう言えば和食が食べたいって言ってたな」
美香の言葉を聞いていつもの明るい声で返事をする。

「わかった。腕によりをかけて待ってるね。お仕事頑張って」
そう言って電話を切ると既に頭は自分の欲求を満たす事より今夜の事に切り替わっていた。

「えっと・・・確か・・・写真があったはず」
何かを思い出したように披露宴のアルバムを取り出し1ページずつ捲っていく。
そこには幸せそうな新郎新婦を囲むように美香の両親と浩二の父親の写真や、友人達との写真が収められていた。

どの写真を見ても、今の自分の姿など想像もつかないような笑顔に満ち溢れていた。
浩二の幸せそうな写真に胸を痛めながらさらに捲っていくと、ようやく探していた
一枚を見つけた。
「あった、これだわ・・・」


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