昇-3
それから、仕事が終わるたびに昇に真理子は会うようになり、SE●に溺れるようになっていくと共にいつしか昇の好みの女に変えていかれるのだった。
SE●をするようになって真理子は昇の手によって真理子の両耳はピアスを開けられた。初めは抵抗があり、痛くて真理子は嫌だったが、途中からあきらめと変わっていく自分の耳を見ると何とも言えない興奮を覚えるようになり始めていた。「できたぜ」そう昇に言われ自分の耳をまじまじと鏡で見る真理子。両耳はステンレスのピアスがキラキラと光り輝く、メタリックな耳へと変貌していた。
「真理子 目をつぶりな」そう昇に言われ言われるがまま目を閉じる真理子。「ブチ」真理子は鼻に痛みを覚えた。「いいぜ 目を開けても」そう昇に言われ目を開ける真理子。鏡には鼻に光り輝くピアスをつけた真理子が映っていた。
真理子は自分の変わりように驚いたがそのあと自分で予想もしない言葉が真理子の口から発せられる。「昇 お願いがあるの 菜緒子ちゃんみたいに舌にも開けてよ」と笑顔で昇に話しかけ、自ら舌を出すのだった。
「真理子 いい女になったな」そう言い昇は真理子にした。
真理子の黒髪は金髪になり、前髪は紫色に染められている。両耳は無数のピアスが光り輝き、鼻と舌にもピアスが輝いている。目元は黒く縁取られ、3重につけまつげを付け、まぶたはまゆげから飛び出んばかりにアイシャドーが塗られ、唇は真っ黒に塗られ、爪も真っ黒に塗られ、着ている服も昇と同じように赤と黒の迷彩柄の光沢のあるナイロン製のセットアップを着て革のブーツを履いて、煙草を吹かす真理子、煙草のフィルターには真っ黒な口紅がべっとりとついている。どこならどう見ても以前、真理子が嫌っていたヤンキーに変わってしまい、昇の様な男に魅かれるようになり、気に入った男がいれば自分から誘いSE●をし、言葉づかいも下品になり今では会社での言葉遣いに気を付けるほどで、最近では以前のように仕事に対して熱が入らなくなり始めていた。
真理子は自分が変わっていく度に同じ会社の一条あかりの真面目さが面白くなくなり始めていた。真理子は自分と同じに一条あかりも変えることを計画するのだった。