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マリコ
【熟女/人妻 官能小説】

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はじまり-1

「フー今日も終わったわね」
真理子はそう言うと仕事を終えて帰り支度を始める。

浜田真理子 年は45歳、お見合い結婚で一度は結婚をしたものの子供もできず、旦那は女を作り離婚している。性格は地味で真面目で化粧っ気もない。彼氏はおらず、仕事場と自宅を往復する毎日

 帰りにいつものようにスーパーによって夕食の材料を買い、夕食を作り、一人寂しく夕食を食べ、いや、本人は寂しいと思ってないようではあるが、寝て翌日仕事に向かう。こんな日々の繰り返しである。お酒も飲まなければ煙草も吸わない真面目を絵に描いた様な堅物である。仕事はとある会社の事務職であり、パートも多く雇っているそこそこな会社に勤務している。

 
「今日も新しくアルバイトの子が入ったのね」そう真理子は呟きながらいつものように仕事を始めていく。毎月、新しい子がアルバイトに入り、しばらくしては辞めていく、近くに大学もあり、アルバイトをする子も多く珍しいことではない。「アルバイトのこの他にもパートが三人入ったのね」真理子の会社はパートの入れ替わりも激しい、給料がいいので入る人間も多いが、仕事時間が不規則なために辞めていく人間も多いのである。

 ある日、上司に真理子は呼ばれ。「浜田さん、井上さんが今月で仕事を辞めることになった。新しい人を雇わなくてはならないが、急なことで見つかるかどうか?浜田さんその間無理をかけるがよろしく頼むよ?」真理子は上司に逆らうわけにもいかず、しぶしぶ了承して仕事に戻っていく。「またか」そう心の中で思うが、真理子は口には出さない。都合が悪くなったり、無理が生じるとその度に真理子のところへしわ寄せがやってくる。「いつものこと」そう心の中でつぶやき自分に言い聞かせると仕事へ戻っていった。

 新しい補充がなく、1ヶ月ほど過ぎたころ、やっと新しい補充が来たのだった。「新人の北野菜緒子さんだ、アルバイトだが浜田さん一人にいつまでも負担を懸けさす訳にはいけないからよろしく頼むよ」そう上司に言われる。「北野です。よろしくお願いします。」「浜田です。こちらこそよろしくお願いします。」挨拶もそこそこに菜緒子を連れ仕事場へと戻っていく。

 菜緒子が来て1週間が過ぎた。真理子は初めは大丈夫かと思っていたが、菜緒子は真理子の言うことに対して素直で真理子よりもパソコンが使えるので仕事は思いのほかはかどっていた。「やっと終わったー」今日は相手先のトラブルと真理子の会社のトラブルが重なり、事務処理が思いのほか手間取ったために仕事の終わりが遅くなったのだ。「あ もうこんな時間ですよ 真理子さん」そう菜緒子に言われ、真理子は時計を見ると「もう、10時ね 思ったより時間がかかったわね」「菜緒子ちゃん 一緒にご飯食べて帰る?」「はい いいんですか?」「いいわよ これくらい」そう言うと二人は事務所を後にした。

 近くのファミレスに行き、それぞれが好きなものを注文する。そして、今日の仕事のことを話していると、菜緒子が「真理子さん 煙草吸ってもいいですか?」「菜緒子ちゃん 煙草吸うの?」「最近、煙草勧められて吸いだすと止められなくて 仕事中は我慢してるんですけど いつまで我慢できるか?心配で」「健康に良くないわよ」「うーん そうなんですけど吸いだすと美味しくて」「真理子さん吸いますか?」「私はいらないわよ 今まで一度も吸ったことがないから」「真理子さん 真面目なんですね」「真面目すぎてつまらない女なのよ いけない いけない こんな話してたらおばちゃん丸出しね」やがて注文した料理が来たのでお互い料理を食べながら何気ない雑談をしながらその日はそれぞれ帰路に就いたのだった。
 
 それから、ときどき真理子と菜緒子は昼食を一緒に食べるようになった。1ヶ月もすると菜緒子は仕事の合間の休憩時間にも煙草を吸う様になった。「菜緒子ちゃん 煙草吸う量増えたんじゃない?」「真理子さん そうなんですよ 今では1日1箱くらい 飲みに行ったら2〜3箱は吸ってしまうんですよ」「健康のために止めたらどうなのよ」「煙草吸ってないとイライラして我慢できないんですよ 真理子さんも煙草吸ったらこの気持ち分かりますよ」そう言いながら煙草を差し出してくる。「私は吸わないわよ さー その1本吸ったら仕事に戻るわよ!!」「分かりました 真理子さん」そう言うといつものように事務所に戻っていくのだった。

 


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