ロックシンガー D-2
湯船での愛撫、そこでもDは照れたり躊躇することなくさおりの体を堪能する、遠慮なく大胆に。
しかし、不思議と嫌らしさは微塵もない、ただ美しいと感じたものを愛でるように・・・と言っても壺や茶碗を愛でるのとは違う、打てば響く女体としてさおりの官能を引き出し、それを自らも楽しむ・・・そんな感じなのだ。
そして自分の体をつぶさに鑑賞されているという感覚はさおりの気持ちを高揚させる。
「ああ・・・とてもいいです・・・夢を見ているような・・・」
「我輩も楽しんでおるぞ、実に美しく官能的だ、君は幼くとも豊かな官能の受容体であるな、その反応が我輩の興奮をも高揚させてくれるぞ」
「ああ・・・もう・・・」
「わかっておる、我輩も既に君のここを味わいたくてたまらないのだ・・・湯の中でも問題はないか?潤滑液が流れ出してしまうが」
「少しくらい流れても充分なくらいに濡れていますから・・・」
「そうか、では遠慮なく・・・」
「あああっ・・・」
「素晴らしいシャウトだ、透明感があり切れも良い・・・そして・・・この中も素晴らしい、我輩を・・・むむ・・・締め付けて来るではないか」
「いいいいい・・・とても・・・いいです・・・」
「君の腰が・・・おお・・・まるで意思を持っているかのように動くのだな・・・」
「ああああああ・・・・」
「我輩にしっかりしがみついてくれ」
「は・・・はい・・・あああああああああああっ」
「おお、軽いな、この体位でも存分に腰が使えるぞ」
Dはさおりを抱えたまま湯船から立ち上がり、さおりの尻を抱えて腰を振って来る。
「い・・・逝っちゃいます・・・」
「我輩もだ、この吸い付くような締め付け感はどうだ、まるで吸い取られるかのような・・・堪らぬ・・・おおおおっ!」
「ああああっ!」
「胸、厚いんですね・・・」
「そうか?」
さおりは駅弁のままベッドに運ばれて横たえられた。
Dの持ち物には特段に大きいとか固いとかのアドバンテージはない、愛撫のテクニックにも特筆するような物は無い、しかし、賛美されながらの愛撫やピストンは普段にはない陶酔をさおりにもたらした、それも歯の浮くような台詞ではなく、詩的なような、それでいて論理的なような・・・頭を回転させなければならないことが却って心の奥まで入り込んで来るようだ。
「失礼ですけど、もう少しぽっちゃりしておいでかと・・・」
「うむ、それはよく言われるのだ、悪魔教教祖としての衣装を纏うことが多いので体を隠していると思われるようだな、しかし、人間界で言うところのロックシンガーでもあるわけなのでな、ぶよぶよでは格好がつかんのだ、ただ、確かに太りやすい体質ではあるのでな、それなりに鍛えておるのだよ」
「先ほどの駅弁も力強くて」
「我輩としたことが思わず夢中で腰を振ってしまったが、痛みなどは無かったか?」
「いえ・・・力強くてとても感じました」
「それは良かった・・・君は素晴らしいな、ここが締め付けが良いからだけではない、反応や喘ぎ声も我輩の官能に訴えて来る、君を持ち上げた時にだな、その軽さにも興奮を覚えたが、声と表情にも高揚させられたのだ、我輩としたことが夢中にさせられてしまったではないか、もしや君も悪魔なのではないのかな?」
「いえ、せいぜい小悪魔で・・・」
「ははは、上手いな、ユーモアのセンスがある」
「では、小悪魔らしく、こんなことも・・・」
「おお、先ほど行為に及んでからまだ洗っておらんが、それでも良・・・おお、舌が絡み付いてくるようだ、なるほど小悪魔であるな・・・おお・・・これは素晴らしい・・・」
さおりは咥えたペニスを軸に体を回し、69の体勢に・・・もっとも、さおりの身長は140センチ、大概の顧客の舌はさおりには届かない、しかし、その分じっくり観察し、指で弄ぶには好適な位置関係になるのをさおりは熟知している、そして、それはDにとっても興味深いであろうこと、Dの大胆な観察が自分に興奮をもたらしてくれるであろうことも期待している。
「うむ、近くで見るとなお可愛らしいものだな、剃ったり脱毛したりして作られたパイパンでないことがわかるぞ、毛根が目立たないからな・・・うう、唇も素晴らしい、このまま口内発射しても構わんのかな?」
さおりは返事の代わりに唇をすぼめてピストンを始め、Dの腰を軽く叩いてみせる。
「うん?それは腰を使えと言う意味に取って良いのかな?イラマチオもOKであるというサインであると?」
さおりはまた腰を軽く2回叩いた。