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堕ちていく人妻
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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第17話-2

「んんんっ・・・んぁんっ・・・浩二・・・気持ちいい・・・」
ようやく自由になった口からは今まで浩二の前では出した事がないような
大きな喘ぎ声が部屋に響く。
(今日の浩二なら・・・もしかしたら・・・)
斉藤のような言葉責めこそないものの、勝るとも劣らないここまでの責めに
絶頂への期待は膨らんでいく。

美香のいつも以上の反応に浩二も興奮し秘部に入れた指を伸ばしたまま奥から手前へと
出し入れを始めた。
クチュッ・・・ヌチュッ・・・

浩二の指で、肉棒で絶頂を迎えたいと願う美香。そうなれば斉藤との関係を、
揺れ動く想いを。自分の弱さが招いてしまった浩二への裏切りを一気に断ち切る事ができる。
ここで踏みとどまれば浩二は何も知らぬまま傷つけずに済む。

逆にここで踏みとどまれなければ、今後裏切りを知った浩二は傷つき美香を失う可能性があるかもしれない。
それほど今夜は美香にとってとても重要な日だった。

そんな身勝手な美香の想いを知らぬまま、いつもなら既に勃起した肉棒を挿入している
浩二が愛撫を続けている。

交互に乳首を舐め回し、秘部の中を必死に指で掻き回す。
「あぁぁん・・・アンッ・・・」
クチュッ・・・ヌチュッ・・・という音と共に溢れ出る喘ぎ。

浩二も本能的に悟っていたのかも知れない。今夜が浩二にとっても重要な日だという事を。
(お願い浩二・・・指で・・・イカせて・・・)
そう願うも指の動きはやはり斉藤や槇村のように「ツボ」を刺激するまでには
至らなかった。

美香は腰を動かし自分の「ツボ」へと誘導しようとするが、
それが逆に「感じているから腰が動いている」と浩二に誤解をさせた。
「美香・・・今日はいつも以上に感じてるみたいだね・・・すごく嬉しいよ・・・」

この一言で絶頂への期待がひとつ奪われてしまった。
指での絶頂は諦めるしかなかった。肉棒でなら・・・
「う、うん・・・今日はすごく気持ちいいの・・・だから・・・もう・・・」

これ以上の言葉は浩二の前では言えず、最後の期待を胸に秘め、手を伸ばし
パジャマの中に手を入れパンツ越しに勃起した肉棒を撫で、
ゆっくりと根元から上へと指を這わせていった。
指先が亀頭に差し掛ろうとしたその時、美香は驚きを隠せなかった。

先の部分だけが異常に濡れていたのだ。軽く指で押し返せば糸を引き指に残る程だった。
早く入れて自分も気持ちよくなりたいという欲望を抑え、美香の反応に興奮しながらも如何に愛撫だけで絶頂させる事に専念していたかが伺い知れた。

(浩二・・・こんなに濡れるまで我慢して・・・)
「浩二・・・来て・・・」
美香の言葉を合図にズボンとパンツを一気に脱ぎ捨て、その勢いのまま
怒張した肉棒を秘部へ宛がうと躊躇することなく奥へと沈めていった。

ずっと抑えていた欲望を満たそうと肉壁をえぐるように激しく腰を動かしていく。
「アァァァン・・・アンッ・・・浩二・・・」
「はぁ・・はぁ・・美香・・・」
(私が早くイケば・・・浩二と一緒に・・・)

少しでも浩二の肉棒を感じようと下半身に意識を集中させ、さらに昼間の出来事を
思い出していた。
斉藤に後ろから突かれ槇村の肉棒を口で咥えさせられた初めての同時責め、
あまりの快感に頭が真っ白になり一瞬で絶頂の波が押し寄せたあのシーンを。

「アァァァン・・・雅彦様・・・もっと突いて・・・っ」
頭の中で想像し、斉藤の肉棒だと思い込み、キュッ・・キュッ・・
と肉棒を締め付けた。

今この瞬間も浩二を裏切っていることは百も承知だが、浩二のペースで
絶頂を迎えるにはこの方法しか思いつかなかった。

「アァン・・アンッ・・雅彦様・・・イクッ・・奥まできてるの・・・」
想像の甲斐あってか、小さな波が少しずつ大きくなり始めていた。
「はぁ・・はぁ・・」と浩二の声がどんどん荒くなってきている。

「ほら・・・美香・・イキたいんだろ?・・・奥に出してやるよ」
斉藤の声を思い出し、返事の代わりにまたキュッ・・・キュウッ・・・
とさっきよりも強めに締め付けた。

(もう少し・・・もう少しで・・・浩二と一緒に・・・)その時だった。
「あぁぁ・・・美香・・・」と、浩二の声が聞こえた瞬間、中に熱いものを感じた。
それは挿入してから僅か数分の出来事だった。

いつもよりかなり早い射精に驚きを隠せない美香。
普段通りなら間違いなく一緒に絶頂できるはずだった。

「ご、ごめんよ・・・美香。俺だけ先に気持よくなってしまった」
驚いていたのは浩二とて同じ事だった。
肉棒全体が包まれたと思った瞬間絞りとるように締め付けられたのだ。
愛撫に時間をかけ我慢をした挙句、あの斉藤をも驚愕させた締め付けをしたのだ。
いつもより早くて当然だった。

「なんかいつもより凄く気持ちよくて・・・我慢する間もなかったんだ・・・」
申し訳なさそうな顔で話す浩二。肉棒もお役御免とばかりに垂れ下がっていた。
「ううん。浩二が気持ちよくなってくれたらいいの。それに私も気持ちよかったよ」
ティッシュで流れた精液を拭き取りながらそう答えた。

その言葉に少し嬉しそうな笑みを浮かべパジャマ姿へと戻っていく。
「そろそろ寝ようか」
「うん。おやすみなさい」
軽くキスを交わし横になる二人。
浩二は満足したのか数分で寝息を立てていた。

このままだと一緒に絶頂を迎える事など到底叶わないだろう。そうなると斉藤との関係を断つのは不可能に思えた。
今更あのバイブだけで慰めきれる身体でないことは美香自身が一番理解していた。
なかなか寝付けないまま美香は沸き起こる不安と高まる身体の疼きに襲われていた。


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