由香の白人青年との淫乱な肉体の宴-1
由香は、隣室で繰り広げられる壮絶な性の交じわいを、音と震動で体験させられた
その後、何も考えない時には、頭の中で、全裸の男女が結合してまま、もがき合っていた。
女性が、絶頂を感じながら絶叫した甲高い声が、今も耳の中でこだましていた。
由香は、隣室の女性のような、悶絶するような激しいセックスを渇望していた。
その欲望は、抑えることができずに、爆発寸前にまで高まっていた。
大学生や、若い少年では、数人を相手にしても物足りなかった。
そんなことでは、由香の淫乱な心を、満足させることはできなかった。
そんな由香の欲望を、異次元で満足させる偶然が、奇跡的に訪れた。
外出先での仕事が、簡単に済ませることができた由香は、直接帰宅することにした。
駅に着いた時は、まだ夕暮れには早く、明るい駅前は、子供や学生達で溢れていた。
いつもとは違う華やかな駅前に、心が和むようであった。
ロータリーの端に、いつもは見かけない、二人の金髪の男女が道を探すように佇んでいた。
恋人らしい若い外国人が、行先が分からないでいることがすぐに分かった。
女性が、由香と目が合うと、迷わず近づいてきた。
ブロンドの透き通るような瞳をした、人形のような美しい女性だった。
恋人らしい男性は、がっちりした体躯の逞しい肉体をしていた。
由香は、背が高いほうであったが、二人とも、はるかに由香よりも長身であった。
ヨーロッパの国からの留学生で、同じ大学の友人を訪ねてきたと話した。
スマートフォンに表示された住所は、由香のマンションの住所と同じだった。
多分、マンションの下層階の大学生を訪ねてきたのだと思った。
由香は、自分のマンションと同じなので、案内すると告げると、二人は子供のように喜んだ。
由香と一緒にマンションに着いた青年は、玄関のインターフォンで友人に呼びかけが、
不在の様で、どうするか話し合っていた。
由香は、
「 友達が帰ってくるまで、私の部屋で待っていてもいいよ 」
「 ( ウォー、ウレシイデスー )」
二人は、はしゃぎながら、由香と一緒にマンションに入っていった。
由香の部屋に入った二人は、女性の部屋の華やかさに心を躍らせていた。
北欧の白人らしく、物静かで、その振る舞いに気品があった。
二人は、こぼれるような笑顔で、嬉しそうに部屋の調度を観察し、言葉を交わしていた。
由香の部屋が、二人の華やかな雰囲気に、妖艶に変わりつつあった。
由香は、二人を部屋に残し、ベッドルームで、部屋着に着かえた。
黒地に華やかな花模様の長い巻きスカートと、レースの半そでの真っ白いブラウスだ。
まるで、パーティースーツのような華やかさだった。