投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

浦和ミュージックホール
【その他 官能小説】

浦和ミュージックホールの最初へ 浦和ミュージックホール 28 浦和ミュージックホール 30 浦和ミュージックホールの最後へ

インタビュー ウィズ ミキコ-2

 「何?せっかくいい気分なのに落っことすわけ?」
 「ミキコがどうこうじゃないんだ・・・風営法さ」
 「ああ!それは確かに頭痛い・・・あたしのショーなんか真っ先にアウトだもんね」
 「そうだな・・・無粋な話だけどな」
 「でもしょうがないよ、今あたし楽しんで踊り子やってるけどさ、芸はないからいつまでも続けられるってもんでもないしね、やれるところまでやって後はその時考える」
 「そうだな」
 「あたしってさ、将来の心配ってあんまり出来ないんだ、今この時を楽しめればいいって言うか・・・」
 「そうみたいだね」
 「そういうのって、ダメかな?」
 「いや、人間なんて明日どうなるかわからないからね、それに今の日本じゃ飢え死にする人はいないさ」
 「そうだよね、今を楽しまなくちゃ・・・歌っても良いんだよね」
 「ああ、もちろんだよ、騒ごうぜ」

 実にカラリと楽しいまな板ショーとインタビューだった。
 
 その後のミキコだが、風営法が施行されたら踊り子を辞めるかと思っていたがそうではなかった、それまでにダンスの猛練習をして踊り子を続けている。
 将来の心配はあんまり出来ない性質だと言っていたわりには用意周到だった、心配はしないが準備は怠らない、なかなか堅実だ。
 暴走族上がりだと言っていたが、若い頃グレてたのが仕事に就くと案外真面目だったりする、そんな感じなのかもしれない。
 そういうわけで今もミキコはステージでおっぱいをぐるぐるさせている、実際ミキコ目当ての客も少なくない、案外そんな中の一人とゴールインして幸せな家庭を作るかも・・・そんな気がしている。
 豪快で底抜けに明るい肝っ玉母さんの姿が浮かんできた。


浦和ミュージックホールの最初へ 浦和ミュージックホール 28 浦和ミュージックホール 30 浦和ミュージックホールの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前