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悪徳の性へ 
【学園物 官能小説】

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〜 汚栓 〜-2

「アナルの力を抜きなさい」

「はい…ケツマンコを緩めます。 ……はふ」

「一々声を出さなきゃ力も抜けないのね」

「うう……見っともない声をお耳にいれてしまい、申し訳ありません」 

「『いい』というまで力をいれちゃダメよ。 声を出してもダメ。 それ」

「――っっ!」

 教官の素振りから『お尻に器具を入れられる』と薄々わかっていても、里奈はえづいてしまいました。 丸めたラバー風船をお尻の肛門に詰め込まれたんです。 肛門は、普段は内側から外側へ固形物を運ぶ器官です。逆向きの刺激は気持ちが悪くて、苦しくて、もう頭が変になりそうでした。 いや、もうとっくに頭はおかしくなっているのに、それに輪をかけてというべきです。

 器具の匂いは、誰かの肛門の中のかおり。 つまりウンチのそれなのです。 ウンチの味と匂いで口と鼻がいっぱいで、喉奥をつつかれてから吐気が止まらなくて、怖くて、情けなくて、黒い棒でえぐり続けたアソコも痛くて、こんな状態でも頭が働いていること自体、里奈はまともじゃありません。 頭のどこかは冷めていて、教官の動作がハッキリとわかるのです。

 教官はテキパキと里奈の体に器具を取り付けました。 ラバー風船を1つ直腸に挿入し、ゴム同士の連結部分がちょうど肛門に挟まれます。 これで私の中と外に1つずつ風船が咥えられました。 教壇の隅から空気チューブが伸び、ラバー風船にささり、風船が勢いよく膨らみます。 
 それは信じられない勢いでした。里奈が悲鳴をあげる間もなくお腹はポッコリふくれました。 赤ちゃんがお腹の中にいるみたいな、太ったのとは違う、みっともないお腹にされました。 外の風船は弾性の強い素材らしく、パンパンに張ったところで握りこぶし2つ分ほどの大きさです。 中と外から肛門が圧迫され、どうにもなりません。 この時点で次に何が起きるか、里奈は分かっていました。 器具の用途もわかってしまいました。 ラバー製のストッパー……許可があるまで排泄ができないようにする、残酷な器具です。 

 教官が別のゴムチューブを教壇から引っ張り出し、里奈のお尻を挟んだ器具につなぎます。 コポコポと音がして、お尻に冷たいものが流れ込みました。 
 ごぽり、どぽり、ごぽ、ごぽごぽ。
 ドロドロで、ネチャネチャして、異様に冷えた液体です。 里奈は必死です。 お尻に力を入れないように――といっても、拡張された今となっては力の入れようがありません――そして声を挙げないように。 

 ネバネバの液体は止まりません。 もともとポッコリしていたお腹が倍ほどに膨らまされたでしょうか。ドッジボール大に膨らんだところでようやく教官はチューブを外してくれました。 同じタイミングで肛門外側の風船がもう一回り大きくなり、里奈のお尻はビッシリ固められました。 

 風船の巨大化が止まった丁度その時でした。
 
 ぐるるるる。 ぐきゅるるる。

 里奈のお腹が、教室中に響く大きな音をたててしましました。 途端に背筋を痛痒感が駆け抜けます。 意味もなく足が震え、お腹全体が絞られるような痛みでした。

 便意です。

 教壇の上に晒されています。 拡張された大腸に、たっぷり数リットルもの浣腸液を流し込まれて、排泄器官を封鎖されていて、自分ではどうにもできない生き物。 それが里奈です。 刻一刻と激しく苛む痛みの中で、もしかしたら助けてくれるかもと一縷の望みをかけて、里奈は教官に振り返りました。 

 教官は表情をかえず、つまらなそうによそ見をしていました。
 辛さに悶える里奈に、関心すらもってくれていませんでした。


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