E性への目覚め -1
E性への目覚め
私とロンの関係は決して他人に知られてはいけない関係です。私とロンが『夫婦の関係』にあるなど、社会的に許されません。そんな私達の『非道徳な関係』を認めてくれる女性がひとりいます。名前を純子さんといって別れた夫の妹、つまり私にとって『元義理の妹』にあたる女性です。
純子さんは獣医師として働く27歳の女性です。音信不通の元夫と違い、純子さんとは今でも家族ぐるみのお付き合いをしております。
純子さんは私達家族の良き理解者であり、私にとってただ一人、どんな悩みでも打つ開けられる相談相手です。私は度々純子さんと会って、仕事のこと、娘のことなど色々と話したりしています。娘も私と同じで、色々と純子さんに悩みを打ち明けたりしているようでした。
娘にも私に言えない悩みがあるようです。そんな時、娘はいつも純子さんに相談しているようです。時折、純子さんが娘の抱えている悩みをコッソリ私に教えてくれます。私に聞かれたくなくて純子さんに相談しているのに、その悩みを私が知ってしまうのはとてもアンフェアなことだとは思うのですが、やはり親として娘の悩みを知っておくのは重要なことだとも思います。親はいつでも子どものことが心配ですから。
-----------------------------------------
純子さんか娘のことで心配な事があると言われました。
どうも娘がマスターベーションをするようになったらしいのです。少し早すぎるような気もしますが、マスターベーション自体に問題はありません。ただ、娘が私とロンの『愛の行為』を覗き見しながら、マスターベーションをしているようなのです。
娘に『愛の行為』を見られた時もそうですが、私が夫のロンを寝室に迎えるために、いつもドアを少し開けておきます。どうやら娘はいつも寝たフリをし、夫との行為が始まると、こっそり自室から出て、その少し開いたドアの隙間から私とロンを覗き見しているらしいのです。
そうやって何度も覗き見している内に娘は『性愛』に対して強い興味を持ったらしく、かなり際どい質問を純子さんに投げかけてくるようになったそうです。純子さんはその質問に対しひとつひとつ丁寧に慎重に答えているそうですが、娘の性愛への興味は止まらないそうです。
元はといえば、私がロンに夢中になり過ぎて、絶対に秘密にしておくべき私とロンの関係を娘に知られたことが原因です。しかし、今は原因を作ってしまったことを後悔している暇はありません。私とロンが娘の露美とどう向き合うかが問題なのです。