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家族
【獣姦 官能小説】

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F妻として出来る事-1

F妻として出来る事

これから娘の露美とどう向き合っていくか、それは私達夫婦にとって、とても難しい問題でした。それというのも私はある手術を受ける決心をしていたからでした。

その手術とは子宮にある私の卵巣を切除し、犬の卵巣を移植するというもので、手術を受けたら最後、私は二度と人間の子どもを産めなくなります。

手術を受けるかどうか、難しい問題でした。でも、受けることにしました。

決断への躊躇がなかったかといえば嘘になります。でも、ロンの子犬が欲しいという感情にも嘘はありませんでした。手術を終えた時、私は女性という性別を失い、人間のカタチをしたメス犬に変わります。

人間と犬、私とロンの間にある『異種』という大きな壁を取り払い、愛する夫ロンにふさわしい妻になるために、私は『新しい種』になるのです。難しい決断でしたが、後悔はまったくありませんでした。

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手術を終えから、私は定期的に純子さんのクリニックに通いながら、ロンの子犬を産むための準備をしています。 ロンと関係をもって以来、私はずっとロンとの間の新しい命を求めていました。お腹の中にいるロンと私の新しい命を産み落とす瞬間、私はその瞬間を待ちわびています。

もう少しで私はロンの子犬を産むことができます。私にとってこれ以上の喜びはありません。愛する夫の子どもを産むこと、それは妻が出来る夫への最高の愛情表現だと思います。

2月13日、良く晴れた金曜日、約束どおり13時、私は純子さんのクリニックを訪れました。

「順調です。まったく問題ない健康な体ですよ。これなら、問題無く丈夫な赤ちゃんを産めますからね」

診察を終え純子さんからそう言われた時、喜びよりも安堵の気持ちで一杯でした。 今回の診断で、私の卵巣がちゃんと犬の卵巣に変わっていることがわかったそうです。

「お姉さん、最後に確認しなければならないことがあるの。ロンとお姉さんがちゃんと『仲良く』できるかどうかの確認が……」

純子さんは申し訳なそうに私にそう言いましたが、それはむしろ私の待ち望んでいた言葉でした。いよいよ私とロンの愛を成就させるための共同作業をすることができます。この瞬間から、ロンの妻としての『務め』が始まるのです。


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