〈忌諱すべき覚醒〉-13
『やっと本性を曝け出したか?ん?糞の山を小便で洗い流すとは、なかなか面白いコトを……ん〜?』
『奥さんの「嫌」は「やめちゃ嫌」って意味なんだね?愛撫されながらのお漏らし……気持ち良かったんだろう?』
苛烈な責めと侮辱的な言葉に、もう恭子はボロボロになってしまっていた。
涙は汗と共に拘束台に落ちて砕け、啜り上げられないくらいに垂れた鼻水と、拭えない涎までもダラダラと糸を引いて落ちる。
そんな悲痛な顔とは裏腹に、肉体は愛撫に絆(ほだ)され、秘豆と乳首に乗っ取られて媚態を止めない。
「くうッ!?……んあぁぁぁッ!!!」
何の引っ掛かりもなく、秘穴はオヤジの指を奥まで飲み込んだ。
全身を包んだ愛撫の所為なのか、それとも浣腸と排泄という肛虐の所為なのか……いずれにせよ、恭子は変態オヤジ達にすら火照りを覚え、悦びに咽ぶ肉体を有しているのだと知られてしまった……。
『そろそろ私にもア〇ルを弄らせてくれませんか?』
『んふふ……やむを得んなあ』
オヤジ達は入れ代わり、恭子を虐めようと尻に触れた。
尻肉は強く握られ、未だに牛乳を滲ませる肛門を視姦される……何度も排泄させられた肛門は、指で拡げられるとピンク色の肛内唇を捲り出し、弛緩が始まっている事を告げていた……。
恭子は見た。
オヤジ達が新たな玩具を持ち、それを鏡越しに見せ付けて笑う姿を。
舌舐めずりしながら丸出しの股間を眺める、畜人の如きオヤジ達の姿を……。
『奥さん……フヒッ…どちらの“穴”に入れて欲しいですかな?』
「ッ!!!」
それは恭子が見た事すらない、禍々しい男根を形作った玩具であった。
丁寧にも陰嚢まで付けられた其れは、太さや長さは耕二のモノより一回りは大きい。
亀頭だけが何個も連結されたような形になっており、肉壺を内部から掻き毟るかのように凶悪な形をしていた。
これまでの男達の行動は、ある程度は恭子にも想像はついていた。
女体を貪るように舐め、そして女性器を男性器で貫いて嬲り物にするだけ。
つまり、数と脅迫と腕力に任せた性行為でしかない。
しかし、このオヤジ達は違う。
射精に至れば満足して止めるのだろうが、そこまでの過程があまりにも陰湿で、且つ変質的であった。
その言い知れない恐怖はこれ迄のレイプを凌駕し、恭子の心胆までも凍てつかせてしまっていた。