〈熟肉の汁〉-13
『もうまどろっこしいのは嫌なんだろ？そうだろ、奥さん？』
「な…何よ…？私はそんな女じゃな……ちゅぶぶぶッ!!」
『奥さんはキスも大好きだもんなあ？車の中でも何回も何回も……ムフフフ……』
強力な握力で顎を握られ、恭子は口の中に男の舌の侵入を許した。
生臭い唾液を流し込みながら舌を追い回し、歯茎をなぞって唇をしゃぶり、隅々まで汚染していく。
「ぷぶう"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"ッ!!!」
助けを求める悲痛な叫びは、男の口内で反響した後、ゴクリと飲み込まれた……パンティーが破り取られ、極めて敏感な女体の入り口が、秘密であるべき柔肉が、またも卑劣な男達の襲撃に曝されてしまったのだ……。
『しかし、スゲえモリマンだよなあ？コレでチ〇ポに根元まで絡み付くんだもんなあ？』
「ぷあッ…と、撮らな……ぶッ……や"あ"ぁ"!!」
『ほらほら、チ〇ポ狂いの割れ目がパックリと口を開けてるぞぉ？』
モッコリと膨れた柔肉は汗ばみ、モジャモジャに生えた真っ黒な陰毛をシットリと蒸していた。
秘肉は浅黒く変色しており、赤黒い肉花は、完熟を迎えて割れ目から食み出てしまっていた。
肛門は青紫色に変色し、深い皺を刻んだ其れは、性器と繋がるように生えた陰毛に隠れてしまっていた。
またも曝け出されてしまった恭子の局部……不潔とも取られそうな醜くも淫らな牝肉は、男達の手によってベロリと拡げられると、カメラに内部の肉襞までも記録され……そして唇による熱烈な愛撫が擦り付けられた……。
「ん"〜〜〜〜ッ!!」
上下の唇は接吻によって塞がれ、ブラジャーを捲り上げられてしまった胸肉は、それぞれが思うがままに弄ばれた。
『俺ともキスしようぜ？イイだろう？』
「もう…ゲホッ…もうやめッ…ぶむ"む"ぅ!!」
『ちょっとケツを上げさせてくれ…ア〇ルを舐めてやっからよぉ』
『クッフフフ……お前も好きだなぁ？』
恭子は悔しかった。
自分は許されない事をしていた。
その非は認めている。
だが、だからと言って其れを盗撮し、強請のネタとして女性を“何とかしよう”などとは、あまりに非道である。
そんな女の敵に触れられ、弘樹や耕二との艶事の時と同じ反応を示してしまう自分の身体が、堪らなく悔しかった……僅かなプライドも感じさせない肉体が、憎くて哀しくて情けなかった……。