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指嗾
【元彼 官能小説】

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指嗾-14

「……き、気持ちいい……」
 輝子が漏らすと、ジョゼは強く両方の乳首を指で押しつぶすばかりに摘んで捻じり上げた。
「ん? 何だって? おっきな声で言ってみろよ?」
「気持ちいいっ! ……すごいっ、すごいよぉっ……!!」
「確かに初めてでこんなことするなんて、エロいよな? まだ中坊のくせに」
「だってっ……、やあっ……、とまんないっ」
 一度大きな声で、自分にも聞こえる声で認めてしまっては、快楽に溺れゆく自分を救い出すことはできなかった。頭が真っ白になっていく。また「イク」んだ。こんな恥ずかしい姿で。ジョゼの前で。鏡で自分が見ている前で。
「ほら、イケよ、こんなカッコで」
 また心を見透かされて、胸の手が離れたかと思ったら、触ったことも触られたこともないクリトリスをいきなり強く擦られた。
「……くっ、いっ……、ううぁっ!!」
 直ぐ様輝子は絶頂に達して、肘掛けに足を付いたままのけぞると、肩をジョゼに支えてもらいながら腰を天井に向かって何度も突き上げていた。長い男茎なのに、あまりに激しく突き上げて抜けてしまうと、脚の間から鏡に向かってしぶきが飛んだ。
「だから汚すなって、エロガキが」
 輝子を貶しながら、ジョゼが脚を肘掛けから地面に下ろして抱き起こし、両手を鏡の前の棚に付かせた。前屈みになると、飛沫が垂れ落ちている鏡に自分の顔が大きく映る。その後ろにジョゼが立っている。
「ケツ出せよ」
 背中を上から押されて反らされると、自然とヒップが後ろに突出される。露出した下腹部にみたび亀頭があてがわれて上下に擦りつけられる。
「やっ、ふぁあっ……」
 絶頂に達したばかりで敏感になっている入口の襞を熱く硬い肉塊で擦られて、輝子は小さく足踏みをしながら項垂れた。「も、ちょ、……まって……」
 しっかりと言えない輝子を慮ることもなく、ジョゼはいきなり強く奥まで男茎を打ち付けてきた。
「きゃぁっ!!」
「でっけぇ声出すなよ。外に聞こえるだろっ……!」
 そう言いながらもジョゼはまた思い切り輝子の狭い内部を貫いてくる。背後から脳天を掴まれて顔を上げさせられた。せっかくスタイリングしてもらった髪は汗と涙にこごって乱れている。こんな乱れるほどイヤラしくなってるんだ、と、
「気持ちいいっ……、いっぱい……」
 ジョゼではなく間近に見える自分に向かって言っていた。
「そうか? 一発目で相当スキモンになっちまったな」
 と言って、ジョゼがバックから何度も輝子を翻弄し始めた。強く子宮口を押しこまれたかと思うと、不意に開いた傘で細かく内部を擦って輝子に鬱屈を込めてくる。
「やあっ……、もっとしてよぉ……」
 強く突かれる感覚が、細かい律動で余計に思い出されて、ヒップを揺すって乞うてしまう。その時、意識していないのに輝子の内部はジョゼの男茎を引きこむように締め付けていた。
「っく……、狭いくせに、めちゃくちゃ絡みつくな、お前のマンコ」
 漸くジョゼの言葉の端々に、快楽の兆しが混ざり始めた。腰の動きとは別に、輝子の中で時折ビクンッと自蠢しているのが分かる。
「き、気持ちいい? ……わたしの」
「ああ……。エロガキ犯すのがこんだけイイとは思わなかった……、っく……」
「お、お姉ちゃん……、お姉ちゃんとどっちが気持ちいい?」
 朦朧とする中、それでも輝子は姉のことを引き合いに出してジョゼに訴えていた。それほど輝子の姉に対する怨恨は深いことを察したジョゼは、
「……愛里菜も、バック好きだぜ? すげぇ締め付けてきて気持ちいいんだ」
「んっ……!」
 嫉妬が更に輝子の内部を強めさせ、ジョゼの男茎を飲み込んでいくほどに吸着した。「んうっ……、お姉ちゃんより、するっ。……お姉ちゃんより、気持よくさせるからっ」
 必死になって腰をゆすり、華奢な体に力を込めている輝子の背中がジョゼに最後の興奮をもたらして、
「じゃ、出すぜ?」
 と呻きがちに言った。
「や……、ゴム……」
「こんだけナマでやってて何いってんだよ。バカかお前」
「うっ……、だって」
「愛里菜は、……中出しさせてくれねぇんだけど?」
 前屈みになって胸を揉みほぐしながら耳元で囁いてきた。「お前は、どうする?」
 薄目を開けると、自分の顔のすぐ横にジョゼが、姉の恋人が耳元に訴えていた。輝子は考えるまでもなく、ジョゼの方へ唇をだらしなく開いた催促の表情を向けた。
「じゃ、出して……。お姉ちゃん、じゃなく、わたしに」
「やっぱな。……んじゃ、全部出すぜ?」
 長い舌が唇を舐めまわしてきて、男茎が奥で高速で動き始めた。傘が開いてくると、更にドロドロになった輝子の襞を擦り込んできた。
「ふあっ……、んっ……、わ、たし、も。また……」
「またかよ……、っ……、おら、イクぜ? 中出しされながらイッてみろ」


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