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俺の彼女のいいところ
【コメディ 恋愛小説】

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私の彼氏のカッコイイところ-1

こんにちは。あたし中村優菜です。今回はあたし側のお話みたいです。
それより…不安です…


この前の事(事件?)からあたし達はとても仲が深くなりました。
でも…あたしは今とても不安なんです。
あたし達が初めてキスをしてから約半年。あたし達は前より人前でいちゃいちゃするようになりました。例えば…
駅前のハンバーガーショップ(某マ〇ドナ〇ド)でお互いシェイクの回し飲みとかポテトをあ〜んとか…
こんなの端から見るとバカップルですよね…恥ずかしい限りデス…

あ〜すいません。話が脱線してしまいました。
で、こんなバカップルぶりなのに何が不安なのかと言うと…
今日の放課後、和之と一緒に帰ろうと思って彼のクラスまで言った時、偶然見ちゃったんです!和之がクラスの女の子と楽しそうにいちゃついているのを…
あたしはそれを見た瞬間頭に血がカァーっとのぼって嫉妬心が全身を包みました。ホントは…
「ダメ!和之はあたしのだから手を出さないで!」と言って飛び出して行きたかった。でも、そんなみっともない事をして和之に嫌われたくないという思いが邪魔してできなかった…

和之が笑っている…
やめて…あたし以外の女の子にそんな顔見せないで…そう思っていても影から見ているだけでそうは言えない…
あたしはそういう葛藤を持ちながらすっとその場から立ち去りました。

その日の夜…和之からメールがきました。
「今日はどうしたの?なんか用事でもあった?(>_<)」今日、下校するときに誘いに来なかった事を気にしているんです。
まさかその場で嫉妬にかられて一人で帰ったとは言えない…
「ううん、なんかちょっと体調悪くて…ゴメンネm(._.)m誘えなくて…」
「そんな事は別にいいけど…てか大丈夫?無理しないでね!てかこれからそっち行こうか?(^0^)/」
これから行こうか?ですって!?まさか!!そんなの今は絶対無理だよ!気持ちがまだ落ち着いてないのに!!
「ホントに?じゃあ待ってるね(*^O^*)/」と気がついたらにか返信していました。あぅ…いつものクセって怖い…でもどうしよう…これから和之来ちゃう!!といろいろ思案していると…
(仕方ないわね〜あたしが助けてあげるしかないようねぇ)
と頭の中から声が聞こえて来た。若菜だ!とすぐわかりました。
若菜はあたしの二重人格のもう一人でいつもめんどくさいとか言ってあまり出てこないがあたしが困った時やおもしろそうな時に出て来てくれます。
最初に和之があたしに告白しにきた時もいきなり来て焦って困ったところを助けて?くれました。
「わ、若菜?ど、どうしよう…」
(どうしようも何もせっかくのチャンスなんだから思い切って聞いてみれば?あの娘は何?って)
若菜はなんでもはっきりさせるタイプだからそんな風に思えるんだよぅ…
(ちょっと!意識つながってんだからまる聞こえよ) 「あぁ!ゴメン…でもそんな事聞いたら和之に嫌われちゃうよぉ」
(なんで嫌われるのよ!別に何?って聞くだけなんだから問題ないわよ)
「でもぉ…」そういいながら頬を膨らませてみる。

そんな会話をしていたら…ピーンポーン!
その音を聞いてあたしはビクッとなる。
「どぉしよ〜和之来ちゃったじゃない!!」
(そんな事言ってもね〜。仕方ない、優菜!少しあたしがでるわよ!)
えっ?と言うヒマもなく身体の感覚がなくなっていく。そして、あたしの身体が若菜の物になっていくのがわかった。
「まあ、あたしにまかせておきなって!」
そう言って若菜はニヤッと笑った。


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