投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

夜羽球の会
【調教 官能小説】

夜羽球の会の最初へ 夜羽球の会 29 夜羽球の会 31 夜羽球の会の最後へ

合宿-3

◆◆◆

「お前は悪魔だ。佑香里、お前は悪魔なんだ」
 目隠しを外され、十字架や鉄球の枷からも解放されて床に座り込んでいる佑香里の耳元で会長がささやく。
「あ……あく、あくま……?」
 佑香里は汗だくでハァハァと息を荒げ、どこを見ているのか分からないような虚ろな瞳をキョロキョロと動かしていた。
「そうだ、悪魔だ。それも、男の精液を求めて乱交の限りを尽くす淫魔だ」
「いん……ま……」
「そして我々は、神に仕える聖なる信者たちだ。悪魔は聖者にこらしめられ、回心して神のもとへ帰るのだ。我々が淫魔のお前を救ってやろう。神のもとへ帰してやろう。そのために、お前は淫魔としての自分をさらけ出すのだ。淫魔の本性をさらけ出すのだ。分かったな?」
「かみ……さまの……? いん、ま……せいじゃ……」
「分かったな?」
「……は……い」
 口の端から小さな泡をふきながら、佑香里はもぞもぞと言葉を漏らして頷いた。

「よし。それじゃあ、しっかり己をさらけ出して聖者の皆様に心を洗ってもらうんだぞ。ほら行けっ!」
 会長は佑香里を引っ張って立ち上がらせると、背中を押して信者たちの方へ進ませた。よろけながら壇を降り、佑香里はのろのろと歩いて男たちの方へ向かう。男たちは既にイスを片付けてマットを大量に敷き、下半身を露出させて立っていた。
 地面の方をぼんやりと見ていた佑香里は、歩きながらちらりと顔を上げた。すると、佑香里は驚いたように身体をビクッと震わせ、その場に立ちすくんだ。全身の筋肉が硬直したようにガチガチになり、前に倒れ込みそうな姿勢のまま佑香里は目の前に屹立した、大きな肉の棒を見つめていた。
「あ、あ……」
 小さな嗚咽が漏れる。虚ろだった目が徐々に生気を帯び始めた。何かが覚醒したかのように顔つきがしっかりとし始めて、突如目が大きく見開かれると、佑香里はそのまま小走りで男の前に進んでひざまずいた。
「おちんぽっ、おちんぽさまぁ!」
 よく聞き取れるかん高い声で、佑香里は尊称をつけながら男性器のことを連呼した。顔に歓びが満ち溢れている。瞳がキラキラと輝いて、鼻がヒクヒクと動く。
「ああぁ……おちんぽさまぁ……」
 やがて両手で男の肉棒を丁寧に撫でると、ぺろりと舌なめずりをして、それを口いっぱいにくわえこんだ。

「おおっ、淫魔の本性が出てきましたね。さっそく魂の浄化を行いましょう。まずは、この淫魔に最低限の躾を叩き込むところから。さぁ、それでは……」
 一心不乱に男の陰茎をしゃぶる佑香里。その背後に会長が近づいてきて、黒服から真っ黒な鞭を受け取る。先が扁平に広がった、乗馬用の鞭に形を模したものだ。大きく振り上げて、会長は突き出された真っ白の尻に鋭くそれを振り下ろした。
「きゃひぃいいいいいいいいん!」
 大きな破裂音が鳴ると同時に、佑香里は陰茎を吐き出して高い声でいなないた。
「おい、淫魔! 誰が勝手にしゃぶっていいと言った! まずは挨拶からだろ!」
「あ、あうぅ……ご、ごめんなひゃいぃ……」
 涙目ではあるが、目元も口元も笑っている。佑香里は膝をつけたまま床を這い、男たちから少し距離をとるとその場にぺたんと座り込んでお辞儀をした。

「よし、それじゃあまずは名前を言ってみろ」
「は、はいっ……か、かなざわゆかりです!」
「お前は何だ?」
「わたしは……わたしは、あくまですっ! いんまですっ!」
「魂を浄化してほしいのか?」
「はいっ! せいじゃのみなさんに……きゅうさい……じょうか……」
「そのためには、心から反省して絶対服従を誓わないといけない。心から我々に仕えなければならない。どうだ、誓うか?」
「はい、ちかいますっ! ぜったい、ふくじゅう……ちかいます……!」

「ふははははっ、これはいい。悪魔の調教を行おうというんだな」
「そうです。我々で魂の穢れた淫魔を躾るのです」
「し、しつけ……しつけてくださいっ! いんまっ! しつけてっ!」
 口の端からよだれが垂れている。女の子座りをしている佑香里は、じっとさっきしゃぶっていた肉棒を見つけて股間に手を置いている。
「おいおい、勝手に股を弄ってるぞこの女」
「これは躾のやりがいがありそうだな」
 男たちが脂ぎった欲望をふつふつと煮えたぎらせる。
「鞭をお貸ししましょう」
 会長が男に鞭を手渡すと、男は会長がしたように鞭を振りあげると、今度は佑香里の太ももにそれを打ち付けた。
「あひゃああああっ!」
「何を勝手にオナニーしているんだ! 我々の命令なしに勝手なことは許さんぞっ、悪魔め!」
「ご、ごめんなひゃいごめんなひゃいごめんなひゃい……」
 切なそうな表情で手を股間から離し、おずおずと怯えたようにして目線を陰茎から男の顔に移した。
 こうして、<夜の会>による悪魔の浄化が始まった。





夜羽球の会の最初へ 夜羽球の会 29 夜羽球の会 31 夜羽球の会の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前