よみがえる“女としての悦び”-4
キスを交わし合う二人の姿は、本当にラブラブって感じだ。
大体こういう動画とかDVDって、女は可愛い娘が多いけど、男がキモいのが多すぎて、汚く見える。
だけど、今画面に写し出されている男優は、テレビでよく見る俳優さんなんかに比べたら見劣りするものの、ひどい不細工ってわけでもない、本当にそこらへんにいそうな普通の男。
だからなのか、嫌悪感なく観ていられる。
『ああっ……、あん……』
それに、このえみるという女優。
あどけない笑顔なのにさすがに身体を売り物にしてあるだけあって、すごく綺麗な身体をしてる。
気付けば、えみるの服は脱がされていて、ブラジャーとショーツだけの姿で夫にその身体を指で、舌で、愛でられていた。
ツルツルの肌に、目算Eカップほどのお椀型の胸。くびれたウエストに縦長のおへそ。太すぎず細すぎず、健康的な脚。
可愛い顔にエッチな身体つきのアンバランス加減が絶妙だ。
それに……。
『あんっ、い、いやあ……』
プチン、とブラジャーのホックもいよいよ外され、プルンと揺れるような胸が現れると、夫はまるで果実にむしゃぶりつくように、その頂を咥え込んだ。
『ああんっ、ああっ、あっ……!』
そう、この喘ぎ声。
高くて細い、この可愛い声を聞いていると、なんだか変な気持ちになってくる。
輝くんとヤりまくっていた頃、彼は私の感じてる顔と声に一番興奮する、なんて言っていたけど、セックスにおいて“喘ぎ声”ってのはかなり刺激を与えてくれるものらしい。
『やあっ……、あっ、あなたぁっ、だ……めぇっ!』
えみるの一際高い声に画面を観れば、いつの間にかショーツも脱がされ、彼女の脚の間に夫が顔を埋めているところだった。