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人妻の匂い〜男を狂わす淫香〜
【熟女/人妻 官能小説】

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堕としてやるぜ…-4

 仕事を手伝うと言ってきた時とは少し様子の変わっていた奈緒の変化に気いた梨田はさり気なく奈緒を誘ってみた。
 「あ、そうだ。今からちょっと飲みに行きませんか?手伝って貰った御礼に!」
 「えっ?」
突然の誘いに戸惑う奈緒。嫌だと言うよりは今までこうして誘われた事がないのだろう。どうしていいか分からないような様子だった。
 「ちょっとだけですよ。俺もあんまり深酒得意じゃないんで。奈緒さんお酒は苦手ですか?」
 「少しぐらいは飲めるかな…?」
飲めないと言って遠回しに断らなかった奈緒に梨田は脈ありだと感じた。
 「たまに石田とか松田とも飲みますけど、普段聞けないような話とかできて楽しいですよ?」
 「京子ちゃんとも飲みに行くんだ。」
 「元々あまり話さなかったけど、1回飲みに行ったらなんか意気投合して、それから仕事もやりやすくなりましたよ。平気で彼との悩みとかも言ってくるし。会社の愚痴とかしょっちゅうですよ。」
 「へー。じゃあ私、悪口言われてるかな…」
 「松上さんを悪く言う人はいないですよ。言われる要素ないじゃないですか。」
 「本当??あのババァ、さっさと辞めろとか言われてそう。」
 「ハハハ!心配性なんですね。松上さんの事はみんな好きですよ。ここだけの話、石田らが嫌いなのは川来とかの新人組ですよ。生意気だって。俺が思うに若いだけでチヤホヤされてるねがムカつくんでしょうね。」
 「えー、みんないい子だけどなぁ。」
 「松上さんみたいに若さを妬まず見られる人が珍しいんですよ。」
 「私はもはや…女を捨ててるたけで…」
 「えー!その捨てたの、俺が拾いたいなぁ!」
 「ヤダ〜。食あたりするわよ??」
 「当たってもいい!むしろ当たりたい!」
そんな梨田に大笑いする。梨田と会話する中で奈緒はもう少し梨田と話してみたいなという気持ちが芽生えた。しかし自分からは言えない。もう一度誘ってくれる言葉を密かに待っていた。
 そんな雰囲気は当然感じている梨田。強引になりすぎないよう誘いの言葉を口にする。
 「行きましょうよ!俺、キレーなオネーサン見ながらほろ酔いしたいなー!」
奈緒は口に手を当て照れながら笑った。
 「オバサンに悪酔いしちゃうかも知れないよ?」
梨田は確信した。
 (乗ってきた!)
と。あとはうんと言わせるだけだ。
 「じゃ、行きますか!」
 「うん。」
飾った言葉は蛇足だと考えた梨田のシンプルな誘いに奈緒もすんなりうんと言えたのだろう。
 「じゃあ着替えてくるね?」
 「はい。」
梨田は帰り支度をして奈緒を待つ。
 (制服でセンズリどころか、生身の体でヌケるじゃん!絶対逃さねー!今夜、抱く!!)
偶然にも訪れた絶好のチャンスだ。何が何でも奈緒を抱くと決めた。股間がすでに疼いてきた。
 「お待たせ。」
シャツは仕事で着用していた白の半袖、スカートはヒラッとした紺の膝上のスカートで現れた奈緒。大人っぽい感じがいい。
 「もっといい服を着てくれば良かったな…。」
 「普段通だから楽に飲めるんですよ。素敵素敵!行きましょ!」
 「うん。」
戸締まりをして銀行を出る。
 「誰かに見られたら噂されちゃうかな…」
そう言いながらも胸が高鳴っている自分を感じた。
 「ハハハ!」
否定も肯定もしない梨田に気楽さを感じる奈緒。この時まさか自分がこの梨田に抱かれてもいいと思ってしまうだなんて思いもしなかった。
 


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