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人妻の匂い〜男を狂わす淫香〜
【熟女/人妻 官能小説】

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堕としてやるぜ…-3

 考えてみたら今までこれほど2人きりで話した事はない。何となく緊張してしまう梨田だが奈緒は余裕だ。初めは仕事の話や、少しだけの愚痴を話していた奈緒だが、打ち解けてきたせいか話は次第に仕事以外の事にもなっていく。
 「松上さん、モテたでしょ?昔から。今もだろうけど。」
半分照れながら答える奈緒。
 「モテないよー!高校から今の旦那と付き合ってるし、だから合コンとか行った事ないし、いつも横には旦那がいたから言い寄ってくる男性なんていなかったからね。それにもう33歳だしね。私なんか相手にしなくてもウチだって川来さんとか津田さんとか若い子たくさんいるし、さ。若い子のほうがいいじゃない?特にウチの子はみんな可愛いしね。」
 「若けりゃいいってもんでもないですよ。」
 「慰めありがと♪でも私はもう賞味期限切れよ。旦那にしか食べて貰えない寂しい女よ?」
本人は特に意識していなかったが、梨田にとっては少し刺激的な言葉だった。
 「いやいや、女の賞味期限は30歳から始まるんですからね。」
 「えっ…?どういう事??」
不思議そうな顔をしながらも、その理由に期待を抱いている気持ちを感じとった梨田。いよいよ奈緒の気持ちを揺さぶりにかける。
 「若い時にチヤホヤされるのは普通。何もしなくてもたいていはチヤホヤされる。でもそこで満足して何も努力しなかった女は30歳で賞味期限は切れます。でも若い時に将来の自分の為に努力した女の賞味期限は30歳から始まるんですよ。30歳から輝いている女性って俺、好きですよ。だって30歳から輝く為に若い時に色々努力をしてきたって事ですから。松上さんも輝いてますよ。」
 「えっ…?」
完全に動揺している。自らを賞味期限切れと称しても、しかしそうでない事を分かってくれる言葉を期待していたのがありありと分かる。今まで余裕だった奈緒がまるで乙女のように瞳を震わせている。
 「だ、だって…、梨田君だって川来さんとかのほうがいいでしょう…?」
梨田はあまり真剣にならないほうがいいと考えた。
 「そんな事ないっすよ!松上さん綺麗だし。」
 「…」
照れまくる奈緒。
 (こいつ、旦那しか男を知らないからスレてないんだな。こいつは純粋だ。墜とせる!!)
墜とす確信を得た。
 「若い子にはないもの、持ってますよ、松上さんは!安心して下さいよ!」
さりげなく肩に手を置いた。
 「嬉しい事言ってくれるわね〜!」
照れ隠しだろう。おどけてみせた奈緒だった。


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