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下町の恋
【幼馴染 官能小説】

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下町の恋-3

5.
「ヨッちゃん、ごめんなさい」車に乗ると、鈴世が言った。
「今日、ヨッちゃんが来るって智恵子さんが知らせてくれたんで、一言お詫びが言いたくて・・・」

「いや、お詫びだなんて、僕がうじゃうじゃしてたのがいけないんです」
「あたしは、ヨッちゃんの返事をもっと待つつもりでいたんです。でも事情が変わってしまって」

 鈴世の話すのには、家の留守に、求婚のあった兄さんの友達が訪ねてきたという。
 未だ結婚するかどうか決めていないというと、自分はもう兄さんに結婚をすると了解をもらっているといって、いきなり押し倒され、腕ずくで処女を奪われてしまった。
 その上、悪いことに、妊娠をしてしまった。これじゃどっちにしても芳樹さんとは結婚できないとあきらめて、式を挙げることにしたという。

「今から思えば、あのときに芳樹さんにあたしを上げていたらと思うと、慎重すぎた自分が悔しいわ」
「そんな事をいえば、僕だって、家を出てでも君と結婚すれば良かったんだ。離れてみて、どんなに僕がスウちゃんを愛していたか、身にしみたよ」

 車を木立の影に停めて、二人は抱き合った。あわせた唇の上を涙が流れる。
「ヨッちゃん、あたし、今日は決心して来ました。今からでも出来ることを・・・あたしを抱いて下さい」

6.
 芳樹は、街道から一寸入ったモーテルに車を入れた。
 
 部屋に入ると、空気がひやりとした。エアコンの温度を、30度にセットする。
 ベッドカバーを捲って、裸になった鈴世をベッドに横たえた。鈴世のお腹がふっくらと、丸みを帯びている。
「今安定期ですから、静かにすれば大丈夫だとお医者さんが言ってました」

 芳樹も裸になって、鈴世に並ぶ。

「あたし、ちっちゃい時から、ヨッちゃんのお嫁さんになるって決めていたのよ。でも、母があんなことをして、ヨッちゃんのお母さんが私を嫌っていることは知っていました。
 でも、ヨッちゃんが結婚さえしてくれたら、どんな我慢でもするつもりだったんだけど。
 あの時、あたしを上げていたら、ヨッちゃん、私と結婚してくれた?」
 鈴世は、芳樹の手を取ると、自分の乳房に押し付けた。

「あの時はなあ。長男に生まれて、いずれは家をしょっていかなければならないって言う思いがいつも頭にあってねぇ、今思えば、何をさておいても、スウちゃんを嫁さんにしとけばよかったと思うけど、スウちゃんは、何時も僕の傍にいるものとばかり思っていたもんだから」
 芳樹は、手の中の愛おしい乳房に、優しく指を揉み込んだ。

「気持ちいいぃ〜〜今日は何もかも忘れて、あたしを愛して下さい」
 鈴世が、芳樹の首に腕を巻きつけた。
「スウちゃん」
 唇を合わせ、乳房の手が、腋毛を探る。
「ああ、あの時、ヨッちゃんに上げていたら」
 手が、脇腹から尻に下りていく。
「ごめんよ、スウちゃん、僕がいくじがなくて」

 芳樹の指先が、恥毛を探る。 お小根に指先が触れると、鈴世は身を震わせた。
「ヨッちゃん」
「スウちゃん」

 芳樹は指先を唾で濡らすと、割れ目を開いて差し入れた。小陰唇が二つに分かれて、中指がじっとりと愛液に濡れる。

 鈴世の腿に手を当てると、股が開いた。芳樹は、自分の足を鈴世の膝の下に潜らせ、腰を尻の下から近づけ、松葉崩しの姿勢をとった。
「こうすれば、お腹に負担が掛からないから」芳樹は鈴世に声を掛けながら、亀頭を膣口に当てた。
 亀頭を前庭に擦り付けると、鈴口から頻りと漏れ出る粘液が鈴世の愛液と混じって、女陰はヌルヌルに潤う。
 芳樹は、愛液を指にとって亀頭から雁首に塗りつけ、さらに唾を指にとって男根にまぶした。

 鈴世の腰を手で支えながら、芳樹は静かに腰を煽った。潤んでいる膣口は、難なく男根を飲み込んだ。
(ああ、これが、スウちゃんのおマンコなんだ)
 芳樹は、胸が熱くなった。自分の肉棒が、愛しい鈴世の膣に包まれている。


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