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俺の彼女のいいところ
【コメディ 恋愛小説】

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俺の彼女のかわいいところ-1

どうも、僕デス。山本和之デス。
俺の彼女、中村優菜先輩と付き合い始めて二週間が経ちました。

ここで中間報告をしようと思います。はい!俺、どうぞ!!
「いんや〜気分サイコー!もうめっちゃ楽しいっすよ!」はい、この時点で不快になった人、ごめんなさいm(__)m
でも、本当に楽しいんだからしょうがないデスヨネ?(笑)          俺は中村先輩と付き合うようになって毎日先輩の送り迎えをするようになった。なぜかって?そりゃ好きな女の子と楽しく登下校をして彼女のいない男どもへ見せ付けるためさ!フハハ!なんていうのは冗談で、まぁ簡単に言えば中村先輩の身体(精神?)が原因だった。

中村先輩はまぁ世間一般で言われている"二重人格"ってヤツだった。原因は小さい頃のイジメだったり、心に傷をおってしまう事からが多いらしいが人によってまちまちらしい。

ということで普段の中村先輩ともう一人の中村先輩の性格を紹介しよう。
普段の中村先輩、名前は優菜。彼女はとてもおとなしくて優しい。それに恥ずかしがり屋だったりもする。俺と話をしている時もまだ少し顔を赤くしたりしている。アキバ系の人なら迷わず「萌え〜〜〜〜〜!!!」と叫ぶだろうというような感じだ。

一方、普段あまり出てこない方の中村先輩、名前は若菜。彼女は良く言えば活発。悪く言えば女子プロレスラー並の暴れ振りの暴れ牛。とにかく怖いのだ。アキバ系だったら迷わず「怖ぇ〜〜〜〜〜!!」というだろうくらいなのだ。

というわけで、俺が中村先輩と登下校を一緒にしているのは若菜が突然出て来て知らない他人に攻撃をさせないためなのである。(そのかわりいつもスタン=ハンセン並のラリアットを喰らうのは俺)

そんなわけで俺は今日も中村優菜先輩と一緒に帰り道を歩いていた。
「いや〜今日は大変だったよ〜体育で1500m走らされたからもうへとへと…」
「だろうねぇ…俺なら死んでるかも(笑)」
こんな会話をしながら俺は(あぁ〜最近はやっとなれてくれたかぁ)と思っていた。最初の頃はお互い緊張しっぱなしで、「い、いい天気ですね!」(俺)→「そ、そうね!」(先輩)→沈黙…の繰り返しだった。他からみたら実に初々しい感じがしていいのかもしれないが本人たちは非常に気まずかった。だから、俺は中村先輩と普通に話せるようになった事が本当にうれしかった。(よし!次の段階はキスだ!)とひそかに思う事は誰にも内緒だ。

そんなこんな他愛もない会話をしているうちに先輩の家に着いた。どうして好きな人と話をしているとこんなに早く時間が過ぎてしまうのだろう?
「じゃあまた明日ね!和之君」 「はい、じゃあまた明日デス。先輩」ここでさろうとする俺。
「…あ、あのぉ…」と小さな声で先輩が言った。
なんですか?と言おうとして振り向いた。そして唖然。なぜか顔を真っ赤にしている。
「ど、どうしたんですか!?」俺は焦りながら聞いた。
「そ、そうじゃないの。あの〜あのね…」そう言って黙ってしまった。今は耳まで真っ赤にしている。
沈黙…沈黙…沈黙…こんな事が10分ほど続いた後、ついに沈黙は破られた。
必殺!スタン=ハンセンのラリアットで…俺はいきなり喰らったラリアットの衝撃で倒れながらこう思った。(あ、悪魔が降臨した…)バタッ!そのまま俺は頭を打ち気絶した。


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