婦警のプライド-7
田口は若菜の胸を踏みつけていた足を止め少し離れる。
「そんなあっけなくやられちゃつまらないだろ?かかってこいよ。」
指を動かし挑発する。
「あなたは許せない…」
若菜は痛々しく立ち上がる。
「ご自慢の柔道で俺を楽しませてくれよ。」
「ふざけないで!」
怒りで一瞬痛みを忘れた。若菜は田口に掴みかかる。
「警察一なんだろ、お前の柔道は。じゃあお前を倒したら俺は警察より強いって事だな。お前を投げ飛ばすって事は警察を投げ飛ばすと同じだ。」
「警察を舐めるんじゃないわよ!」
若菜は田口の腕を掴み背負い投げの体勢に入る。しかしビクとも動かない。
「密着してたまんねぇ…。ヘヘヘ」
「変態!」
バランスを崩そうと足技を繰り出す。しかしずっしりと地に根が生えているようにピクリとも動かない。
「どうしてよ!!どうして動かないのよ!!」
若菜は思わず叫んだ。
「それはお前が女だからだよ…。女は男に投げられ、倒され、そして犯される運命だからだよ。ククク!」
一瞬だった。若菜が気付いた時にはもう体が浮いていた。
「えっ!?」
田口の背負い投げが炸裂する。壁の板垣バリバリと音を立てるほどに激しく壁に体を打ちつけられた若菜。力なく床に落ちて倒れる。
「あっう…」
全身に激痛が走る。ゆっくりと近付いてくる田口に逃げる事が出来ない。
「ほら起きろ。」
髪を引っ張られ無理矢理立たされる。そして壁に体を押し付けられた。
髪を上に引っ張りながら顔を覗き込む田口。
「痛い事より気持ちいい事しようぜ〜?若菜ちゃん…。ヘヘヘ」
制服の上から胸を掴み揉みしだく田口。
「い、嫌…!」
「ククク、いいオッパイだ、やっぱり…。」
「うう…」
悔しいが体に力が入らない。
「美味しそうな体だ…。俊介君に任せるより俺に任せたほうがいい体になるぜ?ククク、俺が教え込んでやろうか?快感を…。」
田口の手が胸から下り太股を撫でる。そして内股を這い上がりスカートの中に忍び込む。
「ああん…!」
パンティの上から性器を弄る田口。若菜の口から喘ぎ声が漏れる。
「ほんと、女は苦しむ顔と感じる顔が同じだな。痛くされるのも快感のうちなんだろ?女は。男にいじめらて歴史を築いてきた生き物だからしょうがないか、女は、よ。」
「ハァハァ…そんな考え、間違ってる…!」
必死で睨む。
「気に入らねぇ目だ…」
田口は若菜のポケットから手錠を取り出し両手にはめると天井から吊し上げた。
「お仕置きの時間だ。」
田口はニヤリと笑った。