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LADY GUN
【推理 推理小説】

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婦警のプライド-4

 若菜は田口のただらなぬオーラにすぐ内ポケットに手を入れた。
 「えっ!な、ない…」
あるはずの銃、LADY GUNがない。確かに忍ばせておいたはずだ。しかし右に左にもない。動揺が隠せない若菜。
 「お前の探しているのはこれか?」
田口がポケットから取り出した物、それはLADY GUNだった。
 「ど、どうして…!?」
愕然とする若菜。
 「ククク、これなしで俺に勝てるのかよ、刑事さん…、いや、警部補さま。」
憎たらしい程の笑顔だ。どこまでも余裕をかましている。
 「安心しろよ。この銃で今すぐお前を殺してしまうのは簡単な事だ。でもそんなつまらない事はしない。知ってるだろ?俺がゲームを楽しむ男だって事を、な?正々堂々戦ってお前のいい匂いとたまらない体の感触を楽しみながら床に投げ飛ばした後にこの銃の役目がやってくるんだ。ボロボロになったお前のオマンコに父上の愛情がいっぱい詰まったこの銃を突っ込んでイカせてやるんだからな。」
 「決してそんな事はさせないわ…?田口っっ!!」
若菜は田口に襲いかかった。いきなり跳び蹴りを仕掛ける。しかし軽くかわした田口。
 「黒か♪割れ目が浮いてセクシーだったぜ?ヒヒヒ!」
 「うるさい!!」
すぐさま体勢を立て直し回し蹴りを食らわす。しかし腕でしっかりとガードする田口。
 「たまんねぇ脚だな。鍛えられた脚…、太股がたまんないよ。」
 「ふざけないで!!」
肘うちを食らわす。田口の胸にヒットした。が…。
 「ウヘヘ、谷間♪皆川静香より全然いいオッパイしてんじゃん!これじゃあ角田俊介君もあっさり鞍替えする訳だな!」
 「俊介さんはそんなんじゃないわっ!!」
膝蹴りを食らわす。しかし鋼のような腹筋は逆に若菜の膝が痛いほどに鍛えられていた。
 「いい匂いだ。たまんねぇ。皆川静香と同じ香水だな?思い出すぜ、皆川静香をレイプした時を…。あの時もこの匂いでムラっとしたんだよな…。お前にもムラムラしてきたぜ…!」
 「クソ野郎!!」
若菜は田口の顔面に向けて拳を握り腕を振り上げた。


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